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2026年1月29日
学事出版、「不登校35万人時代」の今にあった対応を問う『不登校を見つめ直す32の問い』刊行
学事出版は27日、不登校の増加が続く現状を背景に、学校や地域、大人の在り方を問い直す書籍『不登校を見つめ直す32の問い 安心して通える学校って?』を刊行した。
不登校児童生徒数が35万人を超えるとされる中、子ども個人の問題としてではなく、学校文化や組織、社会全体の構造に目を向ける必要性を提示する内容となっている。
文部科学省の調査によると、2024年度の不登校児童生徒数は35万人を超え、依然として増加傾向。新規不登校の人数は前年から減少したが、全体としては高止まりの状態で、学校現場や保護者、地域社会にとって長期的な課題となっている。本書は、こうした状況を背景に、「何が問題なのか」「どこを見直すべきなのか」を問いの形で整理し、議論の起点を示すことを目的としている。
著者は、元北海道公立中学校校長の森 万喜子氏と、元同教諭で不登校やいじめ防止の啓発活動に取り組んできた千葉 孝司氏。不登校をテーマに対話を重ねてきた両氏が、そのやり取りを「32の問い」としてまとめた。問いは、教師と子どもの不安、学校という組織の在り方、子どもの権利、心理的安全性、卒業後の進路、地域との連携など、幅広い観点から構成されている。
不登校の背景にある子どもの心身の緊張状態や、学校文化とのミスマッチにも言及。大人が「甘え」や「問題行動」として捉えることで、子どもの不安がさらに強まる構造を指摘し、子どもや家庭を責めるのではなく、環境や関わり方を見直す必要性を強調する。
定価は税込2200円。
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