2026年7月2日
印西市教委、小中学校向け「生成AI導入授業パッケージ」と「生成AIハンドブック」作成
千葉県印西市は6月30日、印西市教育委員会がみんなのコードと協働し、市内小中学校で活用できる「生成AI導入授業パッケージ」と「児童生徒用生成AIハンドブック」を作成したことを発表した。
生成AIは、今後の学びや社会生活において、子どもたちにとってより身近な存在となっている。一方で、生成AIの出力をそのまま受け入れたり、思考の過程をAIに任せたりする使い方では、思考力や判断力の育成につながりにくいという課題もある。
こうした中、重要なのは生成AIの活用そのものではなく、子どもたちが自ら問いを持ち、情報を確かめ、根拠に基づいて判断しながら考えを深めていくこと。市教育委員会では、“AIと考える”力を育むことを目指し、問いを重ねてきたという。
市教育委員会では、2023年度から市内の先行実践校において、みんなのコードと連携し、生成AIを教育活動の中でどのように活用するべきかについて実践研究を進めてきた。画像認識AIや文章生成AIを活用した授業を通じて、児童生徒がAIの仕組みや特徴を体験的に理解し、適切な関わり方を学ぶ取り組みを行っている。
また、文部科学省「生成AIパイロット校事業」の指定を受け、教育利用と校務利用の両面から、安全かつ効果的な生成AI活用について研究を進めている。
作成した「生成AI導入授業パッケージ」では、指導案・授業スライド・ワークシートを一体化し、学校現場ですぐに活用できる形で整備。4月から各学校へ導入を進めている。
授業では、文章生成AIだけでなく画像認識AIも扱い、これまで学んできたプログラミングとの共通点や違いにも触れながら、AIの仕組みや特徴を理解できる内容となっている。
「児童生徒用生成AIハンドブック」では、生成AIを使う際のルールや注意点を、子どもにも分かりやすい表現で整理。ハンドブックでは、「AIの得意なこと」「不得意なこと プロンプト(指示文)を考えるポイント」「出力された情報をそのまま信じず確認する重要性」などを掲載し、児童生徒が自ら考えながら生成AIを活用できるよう工夫している。
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