2026年9月3日
大学入学共通テスト、4人に3人が「時間が足りない」 =河合塾調べ=
河合塾と河合塾グループの河合塾マナビス、メディカルラボは2日、合同で、2026年1月に実施された「大学入学共通テスト」を受験した現大学1年生1000名を対象に意識調査を実施、その結果を公表した。

2026年1月のテストでは出題傾向が難化し平均点が減少するなど変化があったが、調査から見えてきたのは、現在の共通テストが「時間との戦い」になっている実態と、早期に対策を始めることの重要性だった。

調査結果によると、難関大合格者に見られる傾向が、共通テストの対策開始時期が早いこと。高校2年生の終わりまでに対策を始めた人は全体で63.5%だったが、東京大学・京都大学合格者は76.8%。さらに高校1年生の終わりまでに対策を始めた人でみても、東京大学・京都大学合格者は23.3%と全体(18.4%)を上回り、より早い段階から対策に着手している傾向がうかがえる。

本番で事前に解いていた過去問・対策問題と比べて「ギャップ」を感じたかを科目別に尋ねたところ、難関大合格者ほどギャップを感じていないことが明らかになった。例えば、英語リスニングでは全体の60.2%が「ギャップを感じた」と回答した一方、東京大学・京都大学合格者は39.5%にとどまりまった。

目標得点は取れたかという問いに対し、東京大学・京都大学合格者は「目標を大きく上回った」と回答した人が16.3%と、全体(9.7%)より多く、目標を大きく超えて力を発揮できた人が一定数いたことがうかがえる。一方で、「目標に少し届かなかった」「目標を大きく下回った」と回答した人も48.8%と、約半数にのぼった。全体(55.4%)と比べるとやや低いものの、難関大に合格するだけの実力があっても、共通テスト本番では約半数が目標得点に届かなかったことになる。
■<考察>共通テストを制するカギは”時間内処理力”と“早期からの対策”
今回の調査から浮かび上がったのは、共通テストが単なる知識量ではなく「限られた時間の中でどれだけ正確に処理しきれるか」を問う”時間との戦い”の試験だという実態。共通テストは、思考力・判断力・表現力を重視した出題形式が特徴であり、長文の読解や複数の資料を組み合わせて考察する力が求められる。これらの力をつけるためには、早期からの対策が必要だと考えられる。
■「大学入学共通テストに関する意識調査」概要
調査名:大学入学共通テストに関する意識調査
調査対象:2026年1月17日・18日に実施された「大学入学共通テスト」を受験し、大学へ進学した現大学1年生
調査方法:インターネット調査(ガクセイ協賛)
調査期間:2026年7月14日~2026年8月3日
有効回答数:1000名(国公立大学515名、私立大学485名)
調査主体:河合塾、河合塾マナビス、メディカルラボ(河合塾グループ)
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