2020年2月20日
文科省、小学校プログラミング教育の手引「第三版」を公開
文部科学省は18日、「小学校プログラミング教育の手引」を改訂し、第三版を作成、Webサイトに公開した。
本手引は、学習指導要領や同解説で示している小学校段階のプログラミング教育についての基本的な考え方などをわかりやすく解説し、教師がプログラミング教育に対して抱いている不安を解消し、安心して取り組めるようにすることをねらいとしており、小学校プログラミング教育導入の経緯、小学校プログラミング教育で育む力、プログラミング教育のねらいを実現するためのカリキュラム・マネジメントの重要性と取組例などについて解説するとともに、教育課程内における指導例や、企業・団体や地域等との連携の例などを掲載している。
今回、総合的な学習の時間における企業と連携しながら行う授業実践を踏まえた指導例の追加や、プログラミング教育に必要なICT環境・教材整備、研修の留意事項等について説明を充実させる観点などから改訂を実施した。
主な改訂内容は、総合的な学習の時間において、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当て、企業と連携しながら行う指導例の追加。総合的な学習の時間において、プログラミングを体験する際、「探究的な学習の過程に適切に位置付くようにする」ことについての説明を充実。ICT環境・教材の整備の必要性や留意事項について記載。研修の必要性や留意事項について記載など。
今回の改訂は、小学校プログラミング教育のねらいや育む資質・能力、学習活動の分類などの考え方を変更したものではないので、例えば第二版の手引を参考にしながら行われた教員研修を、即時に改めて行う必要はないという。
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