2020年6月10日
コロナ禍でもITエンジニア未経験者は活発に転職活動 =paiza調べ=
Paizaは9日、同社の総合求職・学習プラットフォーム「paiza(パイザ)」を利用中のエンジニア未経験の社会人373人を対象に実施した「学習・転職の意欲に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「現在、ITエンジニアを目指して転職活動をしているか?」との質問に、エンジニアの業務未経験(経験1年未満含む)のユーザーのうち、4割を超える人がエンジニアを目指して「活発に転職活動中」(13.9%)、「機会があれば活動」(26.5%)と回答した。
エンジニアへの転職を目指す人に、「新型コロナウイルスの流行前後で転職活動にどんな影響があったか」を質問したところ、コロナ以前と比べて「非常に積極的に転職活動」(14.6%)、「やや積極的に転職活動」(19.2%)と回答した人が3分の1を超え、コロナ以前より「転職活動をしなくなった」(25.2%)と答えた人を上回った。
また、「コロナによる影響なし」(37.1%)と回答した人とあわせると、7割を超える人がコロナ禍でも転職活動を継続していると答えた。
コロナ以前より転職活動を積極的にするようになった理由としては、「会社に依存しないキャリア構築が必要」(64.7%)、「テレワークがしやすいなど、働き方がいいから」(60.8%)、「社会環境の変化で、ITサービスの価値が上がると思ったから」(49.0%)などが上位を占めた。
「エンジニアになってどのようなキャリアを歩みたいか」との質問では、アプリ開発エンジニアを目指している人が65.6%で最も多く、次いでAIやデータ解析(35.1%)、プロジェクトマネジャー(27.8%)などがあげられた。
また、学習時間に関する質問では、未経験者全体のうち、約半数が「週5時間」以上、さらに「週10時間以上」と答えた人も全体の約3割に上った。緊急事態宣言などで行動が制限されるなか、プログラミング学習にかける時間が増えているためと思われる。
なお同社は、今回の調査結果を受けて、エンジニアを目指して「自ら挑戦する人材」と、未経験者の採用を検討している企業に向けた「転職支援キャンペーン」を実施する。
若手・未経験者向けエンジニア転職支援サービス「EN:TRY」に掲載した求人について、6月中に応募した人を採用した場合、入社時に紹介料が50%割引になる。
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