2020年12月4日
大阪電気通信大、産学連携で双方向授業支援システム「Lectures」を開発
大阪電気通信大学は2日、スキャネットとの共同研究により、教員と学生間の双方向授業支援システム「Lectures」を開発したと発表した。
講義中に、学生と教員がそれぞれの端末から参加。学生が講義のわかりやすさ・面白さを散布図に表し、教員に知らせる「リアルタイム授業評価」、簡単な質問・アンケートから得た情報を収集可能な「クリッカー機能」、学生個人の質問や意見を先生に直接発信し、さらに匿名投稿もできる「コメント機能」を利用できる。教員は「アンケート機能」、「授業参加状況確認」、「授業評価解析」などを使用できる。教室での講義だけでなく、オンライン授業でも、講義を可視化することができ、「Google Classroom」との連携も可能。
1名の教員が行う「1対多」の講義では、学生は理解できなくても、質問がしにくく、また講義が中断したり、他の学生に迷惑をかけたりするといった遠慮から、質問せずに授業を終える傾向がある。こうした状況を受け、教員が各学生の理解度に合わせ講義を進めることができるよう「講義の見える化」を目指し、授業中の学生の理解度や集中度をリアルタイムで集計できるシステムを産学連携で構築。11月から公開、販売が開始された。大学での講義にとどまらず、オンラインによる授業やICT化が進む、小学校や中学校、高校に至るすべての教育機関で利用できるという。
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