2021年5月26日
埼玉工業大学、2020年度の自動運転バス開発実績を報告 年間約2970kmを走行
埼玉工業大学は24日、「自動運転技術開発センター」の2020年度自動運転バスの開発実績を報告した。全国の実証実験で、年間約2970kmを自動運転走行した。
同大学は、2020年4月から、地元・深谷市の公道走行をはじめ、SIP第2期「自動運転(システムとサービスの拡張」、塩尻MaaSなどの自動運転の実証実験に参画。年度後半には、深谷観光バスと協力し、路線バスとして営業運行。前年度の計652kmの約4倍となる長距離走行を実現して開発事業を展開した。東京・大阪間を3往復した距離に相当し、国内の大学で開発する自動運転バスとしてはトップクラスの走行実績だという。
同大学の自動運転バスは、自動運転OSのAutowareをベースに、独自開発したソフトウエアSAIKOカーWareにより、自動運転レベル3相当を目指して開発。自動運転とドライバーによる運転を即時に切替え可能で、交通の状況に応じて、一般公道を走行することができる。
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