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2022年2月14日
コドモン、「休園のお知らせ」1カ月で1764件 休園する前に準備しておく5つのこと
コドモンは9日、感染症による保育園等「休園のお知らせ数」の推移分析レポートを発表した。1月5日から2月4日までの間にコドモンのお知らせ一斉配信機能を使って「休園のお知らせ」が配信された施設数の推移を集計。1カ月間での配信件数は1764件となり、1月16日以降急激に増加したが、1月末から2月頭にかけては微増となり横ばい状態だった。
また、後半では延長や開園のお知らせなどの続報が増加する傾向にあった。コドモンは都市部での導入が比較的多いが全都道府県を網羅しており、2月4日時点で導入施設の約16.7%で休園の連絡が配信された。そのうち1月22日から2月4日の間に配信された「休園延長」のお知らせは71件だった。
休園前に準備しておきたい5つのポイントとして、1つ目は「家庭保育の支援」。動画が配信できるツールを使って、家庭保育を支援。制作物の作り方の動画配信や、園で普段歌っているわらべ歌や手遊び歌を家庭へ届けることができる。また、ある施設では登園を自粛している100名の園児へICTシステムを使用してメッセージを送信。保護者へは手洗い・消毒・換気・水分補給などの健康・衛生管理の徹底を毎日お願いし、感染予防対策に一緒に取り組んだという。コドモンでは「お知らせ一斉配信」の機能を使って先生から子どもへのメッセージを届けることができる。
2つ目は、「保育士の在宅勤務の推進」。職員の出勤状況にも柔軟な対応が求められるなか帳票作成の業務を自宅で行うことができれば、休園中も業務が滞ることがないよう、在宅での仕事の幅を広げることができる。帳票作成など作成・確認・承認の作業がすべてオンライン上で完結できたり、指導案の過去資料や他クラスの内容も確認できるとベスト。登園自粛の人数に合わせて職員のシフトを調整し、オンライン/在宅でできる業務の切り出しを行い、在宅勤務を積極的に行った施設の例もあるという。
3つ目は、「園児/児童や家族の体温・体調把握」。紙ではなくデジタルの連絡帳を使えば毎日の体温報告を休園中も受け取ることができる。同居家族の体調確認項目も追加可能。インターネット上やICTソフト上でアンケートを行うことで、各家庭の状況を的確に把握することも可能。保育が必要な園児数を事前に調査し、職員のシフトと給食量を調整。また、「今日の家での様子」に関してアンケートを実施するなどして、会えない日々が続くなかでも子どもたちの様子がわかり、保護者と信頼を深めることができる。施設からの発信だけでなく、家庭からの声を集められる点もポイント。
4つ目は、「重要情報の一斉配信」。自治体からのお知らせや施設内での感染状況など重要な情報は、リアルタイムに全保護者へ迅速に届けることが重要。配信した情報や、感染予防対策についての情報などは資料として一ヵ所にまとめて保存し、職員も保護者もいつでも確認できると便利。また、休園のお知らせに関するテンプレートを事前に用意しておくと、緊急時の連絡も迅速に対応可能。
5つ目は、「園内での接触・密を避ける」。職員間の連絡をインターネット上やICTソフト上で行うことで対面での会議等を減らし、施設内での感染症流行を抑える。出勤人数を減らしたり、在宅勤務を取り入れるなど柔軟な対応も可能になる。また、日々の保育を写真付きで記録しておくことで、活動報告等の掲示物を貼りだしせずに、アプリ・メール等を経由して保護者に配信することができる。コドモンでは「保育ドキュメンテーション」機能の活用で、保護者への配布物だけでなく保育日誌や週日案などの作成にも役立てることができる。
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