2022年4月18日
IPA、ITパスポート試験に小学1年生が合格 最年少合格者の記録
情報処理推進機構(IPA)は14日、「ITパスポート試験(iパス)」の2022年3月度合格者を発表した。
最年少合格者は7歳の小学1年生で、最年少記録を更新した。これまでの最年少合格者は2020年10月度に合格した8歳(小学3年生)だった。また、iパスを開始した2009年4月から2022年3月までの12歳以下の応募者数は294名、合格者数は61名だった。
iパスは、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験。企業や組織におけるデジタルトランスフォーメーションへの取組みが進み、あらゆる業種・職種においてITと経営全般に関する総合的知識が不可欠となっている昨今、iパスの応募者数は年々増加している。
2021度の応募者数は前年度比約1.7倍で過去最多の24万4254人、合格者は約1.4倍の11万1241人だった。2009年の開始以来、2022年3月度までの応募者数累計は148万8538人(平均年齢27.7歳)、合格者数は67万455人(平均年齢29.6歳)。
また、2021年度のiパス応募者は、勤務先別ではIT系企業が3万6177人、非IT系企業が12万6416人、学生(大学、専門学校、高校)が6万3268人だった。特に非IT系企業は前年度比212.2%と大幅に増加し、中でも金融・保険業、不動産業は前年度比320.9%と突出した増加となっている。業務別では営業・販売(非IT関連)が前年度比218.6%と増加し、情報システム関連を超える結果となった。
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