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2022年9月20日
内田洋行、文科省CBTシステム「MEXCBT」と接続する学習eポータル「L-Gate」機能拡充
内田洋行は15日、「令和5年度全国学力・学習状況調査」にて活用が計画されている文部科学省CBTシステム「MEXCBT(メクビット)」に対応した、学習eポータル「L-Gate」に新たな機能を拡充したと発表した。
「令和5年度全国学力・学習状況調査」では、中学校3年生英語の「話すこと」調査をオンライン方式で実施することが計画されている。「話すこと」調査は、文部科学省が提供するCBTシステム「MEXCBT」を活用し、GIGAスクール構想によって整備された児童・生徒それぞれ1人1台の端末から高速ネットワークを介して実施される。実施にあたっては「MEXCBT」に対応した学習eポータルの導入が必要となる。
内田洋行は「MEXCBT」に対応した学習eポータル「L-Gate」を、昨年から全国の自治体へ提供。「L-Gate」は2022年9月現在、教育委員会・学校法人約500団体の約6000校に導入され、約230万アカウントに活用が拡がっている。
現在、学校現場のアカウント管理は、様々なデジタルコンテンツ・ツールのアカウントがそれぞれ存在しており、突合作業や重複チェックが発生し、教育委員会や学校現場の大きな負担になっている場面が随所に見受けられる。特に、児童・生徒の年度切り替え時(入学、進級、卒業)には、アカウント情報の修正や設定変更を行う年次更新作業が発生し、学校現場では維持管理に大きな負荷が生じている。
「L-Gate」は、2021年からIMS国際技術標準「OneRosterR(ワンロースター)」に準拠した名簿連携機能の提供をしており、年次更新の作業負荷の軽減や新学期のスムーズなスタートを実現。また、このようなデータ連携基盤は今後の教育データ活用や分析にも発展していく。これらの貢献が認められ、「1Ed Tech Consortium」主催のLearning Impact Awards 2022を、「L-Gate」が日本で初受賞した。
「L-Gate」は、管理画面上の簡単な操作で、「MEXCBT」から提供される学習課題を域内の全学校に一斉に配信する「一斉配信機能」を備えている。令和5年度全国学力・学習状況調査の中学校3年生英語「話すこと」調査実施時にも、同機能により調査問題を学校に手間なく配信し、調査を円滑に進めることができる。
また、「デジタル・エコシステム」の実現のため、「L-Gate」は各社が開発するデジタルコンテンツ・ツールとの連携を広く行っている。2022年9月現在、授業や学習にてすぐに使える15団体29の有償・無償コンテンツと連携しており、今後も増やしていく予定。
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