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2025年2月27日
デジタル・ナレッジ、愛知県「ICT活用課題解決支援事業」の実証実験報告書を公開
デジタル・ナレッジは26日、愛知県のICT活用課題解決支援事業「AICHI X TECH」(アイチ クロス テック)の実証実験の最終報告書を公開した。
同社は、同事業の実証事業者の1つに採択され、2024年8月から実証実験に参加してきたが、実験が完了したことから今回、その成果をまとめた報告書を公開した。
同実験では、同県の通信制高校1校に、同社の学習管理システム「KnowledgeDeliver」(ナレッジ・デリバー)と、「レポート手書き添削機能」「QRコード出席管理機能」を提供。①オンラインによるレポート課題の提出・返却、②生徒の出席管理の電子化、③生徒によるスマホなどでの学習状況の把握—の3つに取り組んだ。
また、試験導入の有効性を確認するため、①レポート提出及び添削作業の効率化、②出欠確認の効率化、③システム継続利用意向、の3点を評価項目にして評価を実施。
その結果、すべての評価項目で「前向きな意見」が約80%あり、学習管理システムの導入が業務の効率化、教員・生徒の負担軽減で有効と言える結果を得られた。一方で、導入に向けては、校務支援システムとの連携など様々な課題も明らかになった。
「AICHI X TECH」は、県と企業などとの連携で、県庁内の各所属が抱える行政課題を、ICTを活用して解決を目指す事業で、課題解決に向けて実証実験を実施。企業などの自由な発想や最新の知見、ノウハウを積極的に取り入れて、協働プロジェクトを進めていく。
2024年度に同県が提示した課題のうち、「県立の単位制高校に学習管理システムを導入して、生徒の学習環境と教員の業務効率を向上させたい!」について、同社は学習管理システム「KnowledgeDeliver」を使った業務効率化の提案を行い、採択された。
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