2017年6月27日
近畿大学、AIがSNS投稿内容から性格を分析、学生と本をマッチング
近畿大学は26日、AIがSNSの投稿内容から学生一人ひとりの性格を分析し、その人の潜在的興味に一番合致する本を紹介するサービスを開始した。
同機能は、ウェブアプリケーションの開発などを手がけるエイド・ディーシーシーが開発し、近畿大学が今年4月に開設した新たな学術拠点「ACADEMIC THEATER (アカデミックシアター)」の公式ホームページに公開された。
「ACADEMIC THEATER」の中心施設である図書館「BIBLIOTHEATER (ビブリオシアター)」は、編集工学研究所所長の松岡正剛氏の監修によって、マンガ約2万2千冊を含む約7万冊の本を配架しており、これらの本を学生に活用してもらうため、AIを使って一人ひとりに適した本を紹介するサービスを開始した。
具体的には、AIがTwitterまたはFacebookの投稿内容から学生のキャラクターを分析。心理学のビッグファイブ理論で人間の性格を構成するとされる、開放性・誠実性・外向性・調和性・神経症傾向の5つの因子に関連する言葉を抽出し、スコア化する。それと同時に、AIが「BIBLIOTHEATER」に配架している7万冊の本についても、書評を分析して5項目をスコア化。その人の特性分布値と最も近い本をお薦めの本として抽出する。
同学では、AIが学生の潜在意識を刺激するお薦めの1冊との偶然的な出会いを創出することで、本離れが進むと言われる学生に読書のきっかけを提供したいとしている。
関連URL
最新ニュース
- CFC、「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」の結果を発表(2024年11月22日)
- 親が選ぶ子どもに通わせたいプログラミング教育の条件とは? =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年11月22日)
- ザクティ、長野県池田工業高校の遠隔臨場体験でウェアラブルカメラが活躍(2024年11月22日)
- 北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始(2024年11月22日)
- ICT CONNECT21、水曜サロン 安藤昇氏「生成AIで変わる教育の未来」12月4日開催(2024年11月22日)
- 朝日出版社、デジタル・文法指導セミナー「CNN Workbook Seminar 2024」大阪・福岡で開催(2024年11月22日)
- 「未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)」12月25日開催 企業の協賛案内を開始(2024年11月22日)
- キャスタリア、「ケニアの教育とICTの未来を考える特別セミナー」を開催(2024年11月22日)
- Mulabo!、小学5・6年生対象「親子でプログラミングを体験しよう!」12月横浜で開催(2024年11月22日)
- 教育プラットフォーム「Classi」、「学習トレーニング」機能内に動画を搭載(2024年11月22日)