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2017年7月19日
AIがスタートアップ企業と大手企業とのマッチング予測
スタートアップコミュニティーを運営するCrewwは、7月から、東京大学工学系研究科・松尾研究室(松尾豊・特任准教授)と共同で、人工知能(AI)を活用したスタートアップ企業と大手企業がマッチングする可能性を予測するためのアルゴリズムの研究を開始。
その一環として、8月から、Crewwが実施するオープンイノベーションプログラムで、同マッチング予測アルゴリズムを活用した実証実験を始めると発表した。
この実証実験の目的は、今後、Crewwが実施するオープンイノベーションプログラムに対して、同マッチング予測アルゴリズムを活用し、プログラムを行いながら学習させることによって、アルゴリズムの精度を更に高めることだという。
同社と東大工学系研究科・松尾研究室との共同研究のうち、「成長予測アルゴリズム」は国内外における数万社のスタートアップ企業の情報を基にモデルを作成し、スタートアップ企業の将来の資本金や企業価値などの予測を算出する。
スタートアップ企業の基本情報(創業年月日、業種など)を入力すると、将来の資本金を予測して出力するアプリケーションだ。
また「マッチング予測アルゴリズム」は、Crewwがこれまで手掛けてきたオープンイノベーションプログラムによる、スタートアップ企業と大手企業のマッチングの結果をベースに、そのデータベースの中から、約450次元のデータを基にモデルを作成し、マッチングの度合いを算出する。
スタートアップ企業の企業URL、創業年月日、業種などの情報や、大手企業での活用可能なリソースなどの情報を入力すると、両社がマッチングする確率を予測し、同時に、予測結果に大きく寄与した因子も提示するアプリケーション。
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