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2017年11月15日
小学1・2年生が独自研究 STEMインターナショナルスクールで「Science Fair」
日本で唯一のSTEMインターナショナルスクール、ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスは11日12日の両日、年に一度の「Science Fair」を白金台校で開催した。会場は教育に関心の高い保護者や家族連れで盛況、2日間で約1000名の来場者があった。
ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスは、2003年に設立された、STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics)教育を基盤としたインターナショナルスクールで、1つのPrimary School(小学校)、5つのKindergarten(幼稚園)、2つのPreschool(プリスクール)そして1つのLanguage School(英会話スクール)で構成され、グループ全体で約850名が在籍。白金台校は2016年に開設され、現在は2年生までが学んでいる。
「Science Fair」では、ロボット、プログラミング、VR、化学反応、磁石、音、数学などをテーマにSTEMに関わるワークショップや展示など参加型のアトラクションが多数実施されたほか、園児・児童の展示作品は驚かされるものばかりだった。
小学校1,2年生の研究発表ポスターセッションでは、「魚の餌用の海老をふ化させてみる」「セキセイインコの好きな果物は何か」「同じ糖分の液体で色の違いで一番甘く感じるのは何色か」「材料の違いによる結晶のでき方の違い」など、とても小学校低学年の児童が、“自分でテーマを探して”~“自分で実験研究した”ものとは思えないものばかりだ。
ローラス インターナショナルスクール オブ サイエンスの教育方針について、日置麻実校長は、「グローバルに通用するイノベーティブな人材を育成するのが当校の目標です。そのためにローラスでは、科学的なプロセスを大切にして、子どもたちに自分で考えて実践することを求めています。学び方は“探求型”。教科の枠に捉われないクロスカリキュラムを重視しています。例えば隣のSTEM教育の展示、“どうしたら地震に強い建物が作れるか”では、地震の揺れ方や材質の強度、揺れに強い形など様々な要素を研究、デザインし、実際に作り、テストをしながら完成させました。そのプロセスの中で生徒は、好奇心、想像力、コミュニケーション力、クリティカルシンキング等の資質やスキルを培っていきます」と語る。
こうしたSTEM教育を可能にしているICT環境は、「幼稚園年長クラスは1人1台タブレットPC、小学校は1人1台ノートPCを貸与。すべての教室に無線LANを設置している」ということだった。
ICT環境とSTEM教育は、新しい「学びのかたち」の両輪だと言うことを感じさせる「Science Fair」だった。
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