2018年6月13日
WDLC、小学校100校に「micro:bit」20個ずつ無料提供するプロジェクト
ウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)は13日、2020年度からの小学校でのプログラミング教育の必修化を皮切りに推進されるICT教育時代の到来を受け、学校のプログラミング教育を応援する新たなプロジェクト「MakeCode×micro:bit 100プロジェクト」を開始すると発表した。
MakeCode×micro:bit 100プロジェクト」とは、WDLCと学校が一緒にプログラミング学習のプラットフォームを作ることをコンセプトとした、プログラミング教育における共通財産創出のためのプロジェクト。
プログラミング教育をいち早く取り入れたい小学校100校にmicro:bitを20個ずつ、合計2000個を無償提供し、WDLC開発の授業案やサンプルコードを参考にしながら、各小学校で独自に授業を実践。授業の模様はWDLCへ実施報告書として提出、これを新たな「プログラミング教育授業案」として、実践したプログラムコード、実施報告書をWDLC 特設サイト上に公開するという仕組み。
WDLCが開発した「プログラミング教育授業」は、オープンソースのプログラミング学習環境「Microsoft MakeCode」と、イギリスのBBCが教育用に開発したマイコンボード
「micro:bit」で実践できるよう作成したもの。
「MakeCode」は、指令が書かれたブロックを組み合わせることで、視覚的に操作できるビジュアルプログラミングを採用しており、初心者でも気軽に始めることができる一方で、JavaScriptによるプログラミングにも切り替えられるため、初等教育から高等教育まで幅広い層のプログラミング教育に対応できる。
「micro:bit」は加速度や光、温度を関知するセンサー類やLEDを内蔵しているため、既存の教科と連動しやすく、また、プログラミングの体感的なフィードバックが得られるため、「MakeCode」との組み合わせは、小学生向けのプログラミング教材に適しているという。
本プロジェクトの開始に伴い、WDLCは「未来の学びコンソーシアム」へ賛同すると共に、「未来の学びコンソーシアム」から本プロジェクトへの後援得て連携を深め、今後も日本のさらなるICT教育推進のために、プログラミング教育をはじめとする活動を展開して行くとしている。
□ 千葉大学教育学部附属小学校でのWDLC初のプログラミング教育授業の様子
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