2016年2月1日
大阪市が学校教育ICT活用事業に32億円を計上
大阪市は、2016年度の予算要求の中で、学校教育ICT活用事業に32億1000万円を計上し、タブレット端末を活用した授業を全小中学校で一斉展開するなど、ICT教育を推進していく構えだ。
学校教育ICT活用事業は、最新のICT機器を整備し、授業の質の向上、判断する力、伝える力などを備えた21世紀をたくましく生き抜く子どもの育成を図るというもの。
事業の中で、大阪市は、2012年度から、小学校4校、中学校2校、施設一体型小中一貫校1校をモデル校に指定。さらに2014年度に施設一体型小中一貫校1校を加え、タブレット端末、電子黒板機能付きプロジェクター、無線LANなどのICT環境を整備してきた。
2013、2014年度には、これらのモデル校で効果検証を行い、2015年度から全市に展開する際に基準となるICT環境や実践事例をまとめた「大阪市スタンダードモデル」を作成。
2016年度からは、市内全小中学校に整備した40台のタブレット端末などのICT機器を活用した授業を一斉に展開する。
また、モデル校を全市24 区に拡充し、各区で中心的な役割を担うとともに、新たな通信方法や学習管理・学習支援システムの運用について3年間の実証研究を進める。
さらに、学校に整備する機器とは別に、希望する50名の教員に対してタブレット端末などを10台ずつ貸し出し、ICTを効果的に活用した授業づくりを推進する教員を育成する。
ICT機器の活用が円滑に進むように、サービスデスクや、ICT 支援員の配置、授業支援システムの整備、校内LANの再構築にも取り組む。
大阪市は、学校教育ICT活用事業を2021年まで毎年30億円規模で進めることを計画している。
関連URL
最新ニュース
- 約5人に1人の就活生が「500万円以上」を初年度の年収に希望 =i-plug調べ=(2024年10月15日)
- 小中学生の57.5%が推しの熱愛や結婚を「悲しい」と感じる =ニフティ調べ=(2024年10月15日)
- Pestalozzi Technology、茨城県守谷市教委が体力テストデジタル集計システム「ALPHA」導入(2024年10月15日)
- 日本e-Learning大賞、東京書籍の「ドリル教材」が最優秀賞を獲得(2024年10月15日)
- パナソニック教育財団、2025年度第51回実践研究助成および説明セミナー 11月開催(2024年10月15日)
- クアリア×追手門学院中高、探究学習フィードバックシステム「Qareer」を活用(2024年10月15日)
- 大谷大学、京丹後市と産官学連携 学生考案「モビリティロゲイニング@京丹後」19日開催(2024年10月15日)
- ICT CONNECT21、教育活動でのICT利活用格差の解消に向けたアイデアを語り合うセミナー 30日開催(2024年10月15日)
- COMPASS、学校教育関係者向けイベント「個別最適な学びの環境の実現に向けて」11月9日開催(2024年10月15日)
- KEIアドバンス、「2024年度第2回 大学入試セミナー」23日~31日開催(2024年10月15日)