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2016年9月9日
ヤマハ、人工知能演奏システムで「人間と機械の共演」に挑戦
ヤマハは7日、去る5月19日に東京藝術大学奏楽堂で開催されたコンサート「音舞の調べ~超越する時間と空間~」に技術協力を行い、「人間と機械の共演」の実現に取り組んだことを明らかにした。
同社開発の人工知能演奏システムを使い、故スヴャトスラフ・リヒテルの往年の演奏を同社の自動演奏ピアノ「Disklavier (ディスクラビア)」で忠実に再現するだけでなく、ベルリンフィル・シャルーンアンサンブルに合わせてその演奏を柔軟に変化させ、息のあった共演を披露した。
このシステムは、マイクとカメラを使って共演者の演奏音や演奏時の動きを検出・分析し、次の瞬間に行うべき演奏を逐次予測しながら、自動演奏ピアノ「Disklavier」にリアルタイムで演奏を指示することで、人間とアンサンブルを奏でることができるようにしたもの。
さらに、リヒテルの往年の演奏を忠実に再現した特別なデータを使って、彼のタッチも加味したピアノ演奏を行うことができるようにした。また、自らの演奏を表現する映像をリアルタイムに生成してプロジェクターで投影し、息遣いを共演者に伝えることで、息のあったアンサンブルを実現することのできる仕組みになっている。
今回、このシステムと共演したメンバーは、あたかも人間と同じように本番直前まで何度も一緒に練習を繰り返し、互いの演奏を確認し合って共演の精度を向上させたという。
披露した曲目は、シューベルトピアノ五重奏曲イ長調D667「鱒」の第4、第5楽章。当日の演奏の一部を動画で公開している。
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