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2016年11月10日
富士通、AIモデルを活用した高精度の手書き文字列認識技術を開発
富士通研究開発中心有限公司と富士通研究所は8日、手書き文字列での画像認識において、信頼性の高い認識結果を出力できる人工知能モデルを開発し、中国語の手書き文字列の認識性能において、世界最高精度を達成したと発表した。
深層学習をはじめとする人工知能モデルによる単一の中国語手書き文字認識は、すでに人間の認識能力を超えている。しかし手書きの文字列に適用した場合、1つの文字の区切りを正しく判別できないことが実用上の大きな課題となっていた。
今回、手書き文字列の画像認識において、正しい文字を高信頼度に、文字にならない部分を低信頼度に出力可能な新しい人工知能モデルを開発。本モデルの適用により、文字の認識ミスを従来の半分以下に抑えることができ、手書きテキスト電子化入力作業などの効率が大幅に向上するという。
本技術は、スペースによる単語の区切りのない、中国語、日本語、韓国語などの言語に対して有効であり、富士通研究所が長年の技術的蓄積で強みをもつ日本語の言語処理技術と融合させることで、日本語の自由手書き文字に対しても認識精度の大きな向上が見込まれる。本技術は2017年に、富士通のAI技術「Zinrai」への活用を目指し、順次日本向けの手書き帳票電子化などのソリューションに適用していくという。
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