2018年5月18日
プログラミング教育の可能性を考えるシンポジウム実施
次世代幼児教育研究プロジェクトは15日、教育関係者および保護者を対象に、シンポジウム「21世紀型スキルを育むプログラミング教育の可能性」を開催した。
2回目となる今回は、これからを生きる子どもたちに必要な「21世紀型スキル」の育成に、プログラミング教育がどう関わることができるのか、また、現場ではどのように実践することができるのかを考えた。
当日は、英語・日本語・プログラミング言語のトライリンガル教育を提供するYes International Schoolを創設した竹内薫氏による基調講演のほか、幼児を対象としたプログラミング、ICT教育の実践例の紹介とパネルディスカッションが行われた。
基調講演では、予測がつかない時代を生きる子どもたちに必要なのは、課題解決を目的としたプロジェクト学習であり、そのために必要なのが国語、英語、プログラミングなどの言語スキルであること、また、パターン化されたものを処理するのが得意なAIと、よりクリエイティブなことを担う人間とに分業化されていくであろうこと、さらに、人間にしかできないクリエイティブなことを実現するための「外部脳」としてAIをいかに使いこなすかを子どもたちが学ぶ必要があることが話されたという。
基調講演の後は、実際に幼児向けのプログラミング教育・ICT教育を実践している組織によるプレゼンテーションが行われ、山梨情報通信研究所理事の杉浦学氏、学校法人信学会のICT教育推進担当 次世代教育開発部部長の栗林聖樹氏、学研塾ホールディングス 経営企画本部ディレクターの西村文孝氏、GIビレッジ「クランテテ三田」プリスクールフェローの中嶋雄一氏が登壇。
続くパネルディスカッションでは、CANVAS理事で慶應義塾大学教授の石戸奈々子氏が加わってすべての登壇者でさまざまな意見が交わされ、プログラミング教育がすべての子どものニーズをカバーするわけではないとしながらも、これからの社会でさらに重要性を増していくことは必至であり、子どもたちが夢中になって自ら学び、創造性を伸ばすための大きな可能性がある、という意見を共有したという。
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)













