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2019年1月30日

リコー、インクジェット技術による二次電池の新たな製造技術

リコーは29日、インクジェット技術を使ってリチウムイオン二次電池を自由な形状で製造する技術を開発したと発表した。

次電池のデジタル印刷製造の概念図(左)とIoT デバイスやウェアラブルデバイスに実装した活用イメージ(右)

次電池のデジタル印刷製造の概念図(左)とIoT デバイスやウェアラブルデバイスに実装した活用イメージ(右)

リチウムイオン二次電池を構成する主要な部材である電極(正極と負極)やセパレーターの材料をそれぞれインク化し、インクジェット技術を使って、狙った場所に重ねてデジタル印刷することで、形状の自由な二次電池の製造が可能となる。

これにより、デザインや性能の多様化が予想されるIoTデバイスやウェアラブルデバイス向
けの電池製造に柔軟に対応できるようになるという。

IoT 時代やウェアラブル時代の実現には、それぞれのデバイスの使われ方や形に応じた二次電池が不可欠。従来の二次電池は規格品のため、電池の大きさや形状、性能にデバイスのデザインや性能が制限されていた。

同技術は、狙った場所に狙った形で電池材料を印刷することを可能にし、二次電池のデジタル印刷製造を大きく前進させる。将来的には、デバイス上に二次電池を直接印刷する実装技術の実現を目指すという。

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