2019年8月27日
九州工業大学とTableauがデータサイエンス教育で協力
九州工業大学とデータ分析プラットフォームのTableau Softwareの日本法人Tableau Japanは26日、九州工業大学情報工学部の新入生500名にデータ分析ソフトウェア「Tableau Software」を9月から順次提供開始し、データサイエンス教育で協力すると発表した。
また九州工業大学が今年4月に新設した大学院のデータサイエンスコースでもTableauを採用する予定で、大学院生の教育や研究に使用する。大学でTableauを体系的に導入する例は、日本では九州工業大学が初めてだという。
九州工業大学には国立大学で唯一の情報工学部があり、情報社会の未来をリードする世界基準のIT人材の育成に力を入れてきた。今回、こうしたビジョンに沿って米国の多くの大学の授業で使われ、実績のあるTableauが採用された。授業にデータ分析を取り入れることでアクションに結びつくインサイトを得られるため、学生は卒業後も、仕事に役立てることができ、即戦力に結びつく能力を身につけることができる。またTableauは就職に有利な技術スキルとしても広く認識されているという。
九州工業大学はTableauのアカデミックプログラムを活用して、学生と教師向けにTableauのライセンスを提供。Tableauのアカデミックプログラムは、次世代のデータ人材を支援するためにライセンスを無料で提供する取り組み。2011年以降、世界中で70万人以上の学生と教師が授業でTableauを使用している。ライセンスを提供するだけでなく、オンライン学習やコンテストの実施などによって、学習をサポートする取り組みも行っていくという。
Tableauは今後、九州工業大学向けにトレーニングやワークショップを提供し、学生がデータ分析に関する知識を深め、能力向上することをサポートする。またこのような取り組みを他大学にも広げ、データサイエンティストの育成を支援することで、日本の競争力強化に寄与するとしている。
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