2021年10月6日
取り出しも施錠もストレスフリー、時間をロスしない充電保管庫「LocknCharge」/洗足学園小学校・大学附属幼稚園
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神奈川県川崎市高津区にある洗足学園小学校と洗足学園大学附属幼稚園。同校・同園が端末の保護や充電に日々活用している機器がLocknChargeの充電保管庫だ。導入までの経緯や活用法、使ってみて感じたメリットなど、現場を知るそれぞれの教頭先生に話しを伺った。
使いたい時にいつでも手元にiPad
幼稚園から大学院までを有する洗足学園。その中に属する洗足学園小学校は、現在、児童数459名、1学年につき2クラスの編成だ。
端末の導入は2016年から開始した。当時は、児童用の共有端末としてiPad45台(1クラス分)と、教員には1人1台ずつを配布。現在は、児童用にiPad80台を導入し、1年生のみ1人1台貸与、2年生以上は各自購入してもらい個人所有のiPadを活用している。教員は、コロナ禍によるオンライン授業での配信用など複数の端末が必需となり、現在は1人1台以上を使用している。
児童たちは基本的にiPadを文房具と同じ様に自分たちが使いたい時に使って、場面によっては使わないことも自由と洗足学園小学校の赤尾綾子教頭は説明する。授業はもちろん、連絡帳を書いたりテストのスケジュール管理をしたり、係活動のチェック表のシートを友だちと共有したりと用途はさまざま。家庭での宿題にも活用している。ただし、1年生だけは端末を持ち帰らない。持ち物が重くなるためだ。同校ではペーパーレスと通学をラクにするという目標を掲げている。
細かいストレスが解消、他製品との違いで気づいた便利さとメリット
同校は2020年12月にLocknChargeの充電保管庫「Carrier 40 カート」を2台導入した。2021年度から1年生に1人1台iPadを学校から貸与する環境に向け、2クラスある1年生の各教室に充電保管庫を設置したいとの意図からだった。
それ以前は、他社の充電保管庫を2台使用していた。どちらも扉は側面の観音開きで、下の段にはしゃがんで端末を出し入れする必要があった。1台目はよくわからず、「こういうものなのだろう」と導入したという。「2台目はもう少し簡易的なもので、ケーブルが自由に選べて小型でたくさん入り、見栄えも少し良いものにしました。2台目はそんなに困ったことはなく、またそれと同じタイプでいいかなと思っていたところ、業者さんから素晴らしい製品があると紹介されたのがLocknChargeの充電保管庫でした」と赤尾教頭は振り返る。
コンパクトで省スペースな設計の「Carrier 40 カート」。端末を5台ずつ格納できるバスケットが8個同梱されており、最大40台の端末を同時に保護して充電できる。同校でよく行う端末の配布と回収方法として、たとえば朝、教員がカートからバスケットを取り出し、教室の床に分散して並べる。そこから子どもたちは付番された自分の端末を取り出して一日活用する。その間、バスケットは教室の壁沿いに置かれたまま。帰りの会などで端末を片付ける際には、元のバスケットに子どもたちが端末を戻す。バスケットは教員がカートまで運んだり子どもたちが運んだりすることもあるという。カート自体は基本的に教員のみが取り扱っている。
天板が開閉する上部スライド扉、格納も施錠も簡単でラク
「Carrier 40 カート」導入以前の片付けでは、狭い場所に子どもたちが殺到する状態になり、一部の児童だけが片付けを担当する工夫をしてもなお時間を要していたという。「今は本当に短時間で済みます。端末の回収だけでしたら10~15秒で完了。学習時間や休み時間など子どもたちのための時間を確保できています」。この効率の良さが、貴重な時間のロスを削減。これが「Carrier 40 カート」導入の最大の決め手でもあったという。
赤尾教頭は「カートの操作性」の良さも実感している。基本的に1年生の教室に設置したままだが、アプリのアップデートなど端末を一斉に設定するような作業時にはカートごと職員室へ移動。「重さはありますがスムーズに運べてとても便利。また、上部からケーブルを差し込めることがすごく良いと感じます。横からだと負荷がかかって端子が壊れやすいので」と取り扱いやすさを評価。LocknChargeのケーブルは配線がシンプルでセットが容易だ。
カラフルなバスケットの「デザイン性」も見逃せない。子どもたちには無機質なものより、温かみや素敵だと思えるものを与えてあげたいという赤尾教頭。同校ではクラスの班が8つもしくは4つになり、もともと班ごとに色分けすることが多い中、バスケットもちょうど4色。そこが合致して都合が良かったという。子どもたちは自分が使うバスケットを色ですぐに判別でき、準備や片付けがサクサクと進む。
さらに、他社製品の鍵が壊れたことで「南京錠の便利さ」に気づいたという。その製品はロッカーのように筐体に鍵穴が付いているもの。低い位置での施錠や解錠が必要なため、どうしても動作が雑になりがちで鍵が曲がってしまったのだという。充電保管庫自体は何も問題はないが、鍵は○○先生でしか開けられないとコツがいる状態に。一方、LocknChargeは南京錠を採用。万一、壊れたとしても鍵だけを修理や交換すれば解決できる。また、南京錠はダイヤルロック式のため、差し込み式のタイプのように鍵の保管場所にわざわざ鍵を取りに行く手間もない。
中でも、特に驚いたと話すのが「上部スライド扉」。扉はソフトな開閉で安全。取り出しや格納の工程が迅速かつ容易にできる。姿勢も立ったままでラク。端末を上部から出し入れする構造が、他社製品と比べて全く異なることに「衝撃」を受けたという。さらに、天板は耐荷重25kgのため、作業スペースや物を置くなど、ちょっとした瞬間の作業にもちょうど使い易くとても便利だ。
小学校に続き、幼稚園も将来を見据えて充電保管庫を導入
小学校と同じ敷地内にある洗足学園大学附属幼稚園。園児数は133名で、現在は、教員用17台と園児用20台の計37台のiPadを園で管理している。2020年のコロナ禍による急な休園措置を機にICT整備を加速させたのだと同園の佐久間惠子教頭は説明する。
現在は、園全体にWi-Fi環境が整い、iPadの他にAIロボット2体も教員が管理している。(密を避けるため、園児にロボットを披露する時期は未定とのこと。)同園は2021年1月に充電保管庫「Joey 40 カート」1台を導入した。先行して充電保管庫を活用している小学校からヒアリングし、将来を見据えて導入を決めた。まずは必要な設備を整え、思い立ったらすぐ使えるようにという考えだ。
昨年度まで教員は個人携帯のように自らiPadを充電していた。うっかり充電をし忘れて、慌てて用意することも頻繁にあったという。充電保管庫の導入後は、帰宅前に端末を充電保管庫にセット。充電タイマー機能を利用することで端末管理がより快適になったという。
今後、園児がiPadを利用する機会が増えればバスケットも活用していくそう。「まだ使い始めで活用しきれていません(笑)。本当の良さを感じるのはこれからです。」と佐久間教頭。本格稼働に向けて粛々と準備中だ。
今後の発展、そのアシストを担う充電保管庫
教育機関で日常使いになってきたICT。赤尾教頭は今後、端末を子どもたちが自由に選べるようにしたほうがいいか思案しているという。教員が使用するMacBookの機能を見て「そちらのほうが使える」と感じるレベルに子どもたちがなってきているからだ。LocknChargeの充電保管庫なら、iPadのほか、Chromebookやノートパソコンなど幅広くさまざまな端末に対応できる。
複数台の端末管理に充電保管庫は毎日使うもの。だからこそ細かいことでもできるだけストレスなく使いたい。同時に、先々の端末の変化や増加のニーズにもしっかりと応えてくれる安心感も欲しい。そのどちらも満たす充電保管庫が、これからの教育機関にフィットすることは間違いないだろう。
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