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2021年11月25日
ソフトウエア協会、「U-22プログラミング・コンテスト2021」受賞作品を発表
ソフトウエア協会は24日、「U-22プログラミング・コンテスト2021」の受賞作品を発表した。
受賞作品は、同コンテスト実行委員会が11月21日に行った最終審査会で、入選16作品を審査、経済産業大臣賞(表彰状、トロフィー/副賞50万円)をはじめとする各賞を決定した。
今回の経産大臣賞受賞作品は、作品だけでなく、最終審査のプレゼンテーションが特徴的だった。
既存のモデリングアプリの複雑さに着目し、だれでも容易に扱えることを可能にした「Chokoku CAD」(経産大臣賞:総合)は、実装時のトライ&エラーについて、中学1年生とは思えない着眼点と実現方法を分かりやすく解説。
ヘルプマーク支援アプリ「ヒトコエ」(経産大臣賞:プロダクト)は、自身の体験をもとに、障がい者と健常者、両サイドの視点から、専門施設にヒアリングし、テスト・検証を重ね、そのアプローチには、委員たちに「泣いた」と言わせた。
また、早口のプレゼンテーションでニコ生上でも話題となった静的型スクリプト言語「Kirl」(経産大臣賞:テクノロジー)は、限られたプレゼンテーション時間内に、実装した機能・アピールを論理的な説明で盛り込んだ。
一方、「音」の可能性を広げたいという想いで制作された「次世代の音楽フォーマット」(経産大臣賞:アイデア)は、デモを交えてかなり丁寧に、分かりやすく解説した。
同コンテストは、国内のIT人材の発掘・育成を目的に経産省主催で1980年にスタート。2014年の民間移行後は、コンテストの主旨に賛同する協賛企業によって開催を継続。
同コンテスト実行委員会の主催で、ソフトウエア協会にコンテスト運営事務局を置き、コンテストを継承している。
経済産業大臣賞(表彰状、トロフィー/副賞:50万円)
(受賞カテゴリ:作品名/制作者or チーム名/学校名)
総合:Chokoku CAD/船橋 一汰/一宮市立大和中学校
プロダクト:ヒトコエ/m×/HAL名古屋
テクノロジー:Kirl/大塚 真太朗/九州工業大学
アイデア:次世代の音声フォーマット/黒田 和暉/広島大学
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