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2022年1月11日
LINK&M、教員向けクラウドサービス「Teachers Cloud」 利用学校数4300校を突破
リンクアンドモチベーション(LINK&M)のグループ会社で、小中高校を対象としたALT(Assistant Language Teacher:外国語指導講師)の配置を行うリンク・インタラックは6日、同社の提供する教員専用のクラウドサービス「Teachers Cloud」が、全国の公立小・中・高等学校数のうち約15%となる4300校で利用開始されたことを発表した。
同社は、全国各地の小・中・高校に毎年3000人以上のALTを派遣しており、民間企業で圧倒的シェアを確立している。「Teachers Cloud」は、2021年6月にリリースした、英語授業準備の業務効率化や先生方の英語力・指導力向上をはかるクラウドサービス。「指導案・教育素材」「スキルアップ動画」「ALT活用実践動画」、さらには「有識者講演」など全部で1万5000点を超える多種多様なコンテンツが掲載され、小学校~高等学校、特別支援学校など、幅広い対象で活用されている。
2021年6月にリリースをしたTeachers Cloud は、10月には1500校、11月には2000校、12月には3000校と利用学校数は急速に拡大しており、この度、全国の公立小・中・高等学校数のうち約15%となる4300校を突破した。
2020年度から小学校高学年で外国語が科目として導入されたり、全国の公立小・中学校にALTを配置する政策が進められたりするなど、日本国内における児童・生徒の英語コミュニケーション能力育成のニーズは拡大している。実際に、コロナ禍においても同社のALTの派遣稼働人数は増加しており、今後も加速していくと捉えているという。
一方で、英語の授業実施やALTとの英語でのコミュニケーションについて多くの日本人教員から不安や悩みの声があがっているのも事実。「Teachers Cloud」には数多くの「指導案・教材素材」が日本語版と英語版で掲載されており、自分のクラス用にアレンジして活用することや、ALTとの授業の打ち合わせで使用するなど、授業準備の効率化やALTとのコミュニケーションが円滑化につながっているといった声も寄せられている。また、「ALT活用実践動画」は、ALTとの実際の教室での授業の様子が視聴でき、具体的なイメージが掴めて参考になると好評で、全国の教育現場の実態を踏まえた課題解決に繋がっているという。
今後も引き続き「Teachers Cloud」のコンテンツの充実、機能の改良を続け、ALTと教師をつなぐ、そして全国の教育現場を支えるインフラとして、進化させる。具体的な展開としては、2024年には全国の公立小・中・高等学校数のうち約45%となる1万4000校の利用を目標に進めていく計画だという。
同時に、「Teachers Cloud」だけでなく、ALTの質の向上に向けた研修、ALTとのエンゲージメント状態を可視化するサーベイ結果を踏まえた取り組みなど、リンクアンドモチベーショングループの組織・個人変革に関するノウハウを生かすことで、ALT配置事業の成長をさらに加速させていくとしている。
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