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2022年2月3日

中学受験をした家庭の76%が「小4までに受験を意識した勉強を開始」=Z会調べ=

Z会は2日、2019~2021年に私立(国立・公立)中高一貫校を受験したZ会員の保護者500人を対象に実施した、「子どもの中学受験についてのアンケート調査」の結果をまとめ発表した。

それによると、子どもが中学受験をした目的について聞いたところ、「質の高い教育を受けさせたかったから」77.2%が最も多く、以下、「私立(国立・公立)の教育方針や校風が気に入ったから」47.0%、「同じレベルの生徒が集まるから」46.4%などが続いた。「子どもが受験したいと言ったから」との回答も40.4%あった。

また自由回答で、「同じレベルの子が集まる学校に通うことでもっと上を目指すようになりいい刺激になっていると思う」、「学習面はしっかりとしたカリキュラムがあるので、学校に安心して任せられる」などの声が寄せられた。

中学受験を検討し始めた時期を聞いたところ、受験生全体の76.4%が「小学4年生までに」検討し始めていたことが分かった。

また、「小学3年生までに」中学受験を検討し始めていた家庭も48.4%あり、より低学年のころから中学受験を意識し始めていることがうかがえる。

中学受験検討のタイミングが適切と感じたかを聞くと、「小学3年生が適切だったと感じた」との回答が多く、4年生以後になると「遅かった」と感じた保護者が増えている。

子どもの中学受験対策でもっとこうしておけば良かったと感じたことを聞いたところ、「もっと早く準備しておけばよかった」、「もっと早い時期から学習習慣をつけさせたかった」など、受験を意識し始めたタイミングについての自由回答が多く寄せられ、受験を意識し始める時期は受験生にとってかなり重要であることが明らかとなった。

「子どもの1日の勉強時間(学習塾での時間も含む)」について聞いたところ、学年が上がるにつれ学習時間も増え、小学6年生の夏以降の「平日では3時間」、「休日では5時間以上」学習している受験生が半数を超えた。

また、中学受験を意識し始めた家庭が多い小学3年生の時の学習時間は、「平日・休日問わず1~2時間程度」が大半を占めた。

子どもの中学受験対策に対する保護者のかかわり方を聞いたところ、「スケジュール管理」、「学習進捗状況確認」、「問題の丸つけ/解説」など学年問わず受験対策にかかわっていたことが分かった。

小学6年生時に通塾していた家庭でも、スケジュール管理や問題の解説など、積極的にかかわっている保護者が多く、親子2人3脚で挑む「親子の入試」をあらわす結果となった。また、かかわり方で苦労した点は、「勉強のモチベーションの維持・子どものメンタルケア」55.8%が最も多かった。

中学受験対策以外の習い事について聞いたところ、受験生の68%が「中学受験対策をしながら習い事をした経験がある」と回答。習い事は、「ピアノ」38.5%が最も多く、以下、「水泳」26.5%、「英語・英会話」19.4%などが続いた。

また、その習い事を中学受験を終えるまで続けたかどうか聞いたところ、52%が「続けていた」と回答。つまり、受験生全体の35%が中学受験を終えるまで習い事を続けていたことになる。

習い事を続けることができた理由を聞くと、「子どもが続けたいという気持ちがあったから」、「あまり負担はなく、中学受験の息抜きとして」との回答が多く、受験勉強の息抜きとしてうまく活用していたことがうかがえる。

「中学受験をして良かったと思うか」を尋ねたところ、大半(97%)の保護者が「はい」と回答。「いいえ」は3.0%しかいなかった。

この調査は、「Z会通信教育中学生向け講座」を受講中で、2019年~2021年に私立(国立・公立)中高一貫校を受験した現中学生の保護者を対象に、2021年12月17日~18日にかけて、インターネットで実施。有効回答数は500人。

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調査結果の詳細

Z会

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