2022年12月27日
物価高騰、55.1%の保育士が「保育の質への影響」を実感=「子ねくとラボ」調べ=
明日香は26日、同社の保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」が、全国の保育士107人を対象に実施した、「物価高騰・円安に伴う保育への影響に関する実態調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「円安や物価高騰が保育の質に影響していると感じる場面はあるか」と質問したところ、「とてもある」が20.5%、「ややある」が34.6%という回答だった。「あまりない」は34.6%、「全くない」は10.3%だった。
「どのような場面で影響を感じるか」を尋ねたところ、「教材・制作物素材の買い控え」が50.8%、「園内の節電」が47.5%、「玩具・絵本の買い控え」が45.8%、「給食費の高騰」が44.1%、「待遇の変化(賞与など)」が35.6%という回答だった。
このほか、「食材の高騰で給食メニューが変わった」や「猛暑の時でも節電呼びかけ」など46の自由回答も寄せられた。
また、「円安や物価高騰が、自身の仕事以外の生活環境に影響していると感じる場面はあるか」と質問したところ、「とてもある」が36.5%、「ややある」が43.0%で、「あまりない」は16.8%、「全くない」は3.7%だった。
具体的に「どのような場面で影響を感じるか」を尋ねたところ、「生活費の高騰」が96.5%、「趣味の制限」が23.5%、「ストレス発散の制限」が22.4%、「家賃の高騰」が7.1%という結果だった。
このほか、「何でも値上げで生活しにくい」や「燃料費の高騰で行動が制限されることがふえる」など74の自由回答も寄せられた。
また、「円安や物価高騰の影響が理由で、保育士を続けることに不安を感じているか」を尋ねたところ、「非常に感じている」が13.0%、「やや感じている」が32.9%で、「あまり感じていない」は50.6%、「全く感じていない」は3.5%だった。
「勤めている保育園では、自治体から物価高騰に伴う補助金(保育園の食費や光熱費など)を受けているか」を聞いたところ、「受けている」が7.5%、「受けていない」が27.1%という結果だった。
この調査は、全国の保育士を対象に、12月5日〜9日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は107人。
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