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2023年5月11日

東洋大学、情報連携学部でChatGPTを活用した教育システムを全学年対象に導入

東洋大学は9日、情報連携学部(INIAD)の全学年で、GPT-4を使わせるためのAI利用教育システムを開発・導入したことを発表した。

INIADは新学期から、OpenAIが提供するChatGPTの上位コア技術である生成系AIモデルであるGPT-4を活用した新たな教育システム「AI-MOP」(AI Management and Operation Platform: AI管理運用プラットフォーム)を開発し導入した。

目的は、生成系AIを利用した自学自習を可能にして教育効果を高めること、また生成系AIのAPIをプログラミングで利用できるようにして、生成系AIを利用したシステム開発のスキルを学ばせることで、学生がChatGPTを利用して質問を解決したり、対話を繰り返して理解を深めたり、またAI利用の研究や課題に取り組むことができる。また、教員は、学生の利用状況を追跡し、学習の進捗を確認できる。

学生と教職員は全員Slackを使用しているが、AI-MOPにより、学生は直接ChatGPTを使うのではなく、Slackのボットの形でGPT-4にアクセスする。これにより個人や部門単位でのAI利用量の管理や制限などが可能となる。

プログラミングでの利用では、無限ループなどバグによりアクセスが異常に増大した場合を検出すると通信を遮断してコスト爆発を防ぐ仕組みも実装。送った内容はOpenAIのサーバーで保管されない(学習にも利用されない)ため、安全に利用できるという。

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東洋大学情報連携学部

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