2026年6月1日
個別指導塾の選び方、医学部志望者の保護者の78%が「講師力」を重視=個別の会調べ=
大阪上本町・天王寺の個別塾「個別の会」は5月29日、医学部を志望する高校生・既卒生の保護者428人を対象に実施した、「個別指導塾の選び方で保護者が重視するポイント」に関する独自調査の結果をまとめ発表した。
それによると、個別指導塾選びで「講師の教え方」や「子どもとの相性」を重視すると回答した保護者は78%にのぼり、特に、分かりやすい説明ができるかどうかや、生徒の理解度に応じて指導内容を調整できるかといった点が重要視されているのが分かった。単に学力の高い講師であることよりも、子どもの学習状況に寄り添いながら継続的にサポートできるかどうかが、塾選びの大きな判断基準になっている。
保護者が講師を評価する際、学歴や合格実績といった経歴面だけでなく、実際の指導が子どもにとって理解しやすいかどうかが重視されており、特に、難しい内容をかみ砕いて説明できるか、疑問をその場で解消できるかといった点が重要な判断材料になっている。単発の印象ではなく、継続して関わる中で子どもとの相性が良いかどうかも注目されており、安心して学習を続けられる関係性が築けるかどうかが評価のポイントのようだ。
また、個別指導塾選びで「授業料」「講習費」「教材費」などの費用面を重視すると回答した保護者は65%にのぼり、特に、月謝の金額だけでなく、季節講習や追加授業などを含めた年間の総費用を意識して比較している傾向が見られた。料金の安さそのものよりも、支払う費用に対してどのような指導やサポートが受けられるかという費用対効果を重視する声も多く、教育内容とのバランスを見ながら慎重に判断している実態が伺える。
今回の調査では、個別指導塾選びで「自習席の有無」「利用可能時間」「集中できる学習環境」などの自習環境を重視すると回答した保護者が62%にのぼった。特に、授業以外の時間をどれだけ有効に使えるかという点が、塾選びの判断材料として注目されていた。自習室が常時利用できるかどうかや、静かに集中できる環境が整っているかといった点も重視されており、家庭学習を補完する学習拠点としての役割が期待されているのが分かる。
一方、個別指導塾選びで「授業中・授業外を問わず質問しやすい環境」を重視すると回答した保護者が58%にのぼり、特に、分からない点をその場で解消できるかどうかや、授業外でも気軽に質問できる体制が整っているかが重要な判断基準になっていた。質問への対応スピードや丁寧さは学習のつまずきを防ぐ要素としても注目されており、安心して学習を継続できる環境づくりに直結するポイントとして評価されている。
また、学年によっても、個別指導塾に求めるポイントに違いが見られた。小学生では学習習慣の定着や基礎学力の補強といった観点から、講師との相性や分かりやすい指導が重視される傾向があり、中学生では定期テスト対策や内申対策の重要性が高まり、料金のバランスや自習環境の使いやすさなど、継続的に通いやすい条件が比較されるようになる。
高校生では、大学受験を見据えた指導内容が中心になり、受験対策の質や質問対応の充実度といったサポート面への関心が強くなる傾向が見られた。学年が上がっていくごとに重視される項目が変化し、目的に応じた塾選びが行われているのが特徴。
さらに、塾に通う目的でも、保護者が重視する比較ポイントが大きく異なった。「受験対策」の場合は合格実績や指導の専門性に加え、講師の指導力や質問対応の充実度など、結果に直結する要素が重視され、「定期テスト対策」では内申点につながる学習管理や、学校内容への対応力が重要視され、料金とのバランスや通いやすさも判断材料になっている。「学習習慣づくり」を目的とする場合は、自習環境の整備や講師との相性といった、日常的に学びを継続できる仕組みが比較される傾向がある。
また、通塾のしやすさも重要な確認ポイントになっており、自宅や学校からの距離、通学時間、安全面などが比較材料として挙げられた。これらは入塾後の継続性にも直結するため、最初の問い合わせ段階で重点的に確認される項目になっている。
塾選びの初期段階では、料金体系の分かりやすさや通いやすさなど、条件面を中心とした事前比較が行われる傾向があり、まずは無理なく通えるかどうかや、費用の目安が把握できるかといった基本情報が判断材料になっている。
一方で、「無料体験」後には実際の授業を通じて、講師の教え方の分かりやすさや子どもとの相性、質問のしやすさといった実践的な要素が重視されるようになる。検討の段階によって確認するポイントが変化し、段階ごとに評価軸が切り替わる点が特徴だ。
この調査は、同社への問い合わせ・無料体験申込を行い、アンケートに回答した保護者を対象に、5月1〜27日にかけて実施した。有効回答数は428人。
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