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2026年7月15日

不登校・行き渋り経験のある小学生保護者の8割強が中学進学に不安=ベネッセ調べ=

ベネッセコーポレーションが運営する、中学生向けフリースクール「ベネッセ高等学院 中等部」は14日、現在小学4~6年生で、不登校状態または行き渋り傾向のある子どもの保護者461名(うち小学6年生139名)、現在中学1~3年生で、小学6年生時に不登校または行き渋り傾向があった子どもの保護者545名を対象に「不登校・行き渋り家庭の中学進学に関する実態調査」を実施し、その結果を発表した。

不登校児童生徒の増加とともにその低年齢化も進み、小学校から中学校への移行期に不安を抱える家庭は少なくない。本調査では、進学を目前に控えた小学4~6年生の保護者と、進学を経験した中学生の保護者の双方に調査を実施し、進学前と進学後、それぞれの視点から、小学校から中学校への移行期に家庭が抱える不安や求める支援の実態を明らかにした。


不登校・行き渋り経験のある小学4~6年生の保護者に、中学進学への不安について聞いたところ(単一回答)、84.0%が「とても不安を感じている」「やや不安を感じている」と回答した。小学6年生に限るとその割合は88.5%にのぼり、進学を目前に控えた時期には、不安を感じる家庭がより多いことがわった。


不登校・行き渋り経験のある小学4~6年生の保護者に、中学進学に向けてどのような不安があるかを聞いたところ(複数回答)「学校の勉強についていけるか(59.9%)」が最も多く、次いで「クラスメイトとの人間関係をうまく築けるか(57.9%)」「中学校の雰囲気やルールになじめるか(50.8%)」が続いた。学習面への不安に加え、人間関係や新しい環境への不安が上位に挙がっており、進学に伴う環境変化そのものを不安に感じている家庭が多いことが分かった。


小学生保護者に、子どもに関する悩みや不安について誰かに相談しているか聞いたところ、70.3%が「相談している」と回答した。相談先は「学校の先生(60.2%)」が最も多く、次いで「家族・親族(46.6%)」「スクールカウンセラー(33.6%)」が続いた。5位にあがったその他(21.6%)では、心療内科などが含まれた。

一方で、29.7%は「相談していない」と回答し、その理由は、「まだ相談するほどではないと思った(40.1%)」が最も多く、次いで「相談先が分からない(32.8%)」が続いた。


小学生保護者に、中学進学に向けてどのようなサポートがあったらよいかを聞いたところ(複数回答)、「子どもの状況に合わせた学習サポート(67.2%)」が最も多く、次いで「子どもが安心して過ごせる居場所(55.7%)」が続いた。

また、中学生保護者に、小学6年生当時を振り返ってあったらよかった支援を聞いたところ(複数回答)、最も多かったのは「子どもが安心して過ごせる居場所(57.4%)」、次いで「子どもの状況に合わせた学習サポート(48.3%)」となった。

進学前後で順位は入れ替わったものの、上位2項目は共通しており、進学前に求める支援と、進学後に「あの時あれば良かった」と感じる支援が一致する結果となった。


子どもの状況について進学後も不登校・行き渋り状態が続いていると回答した中学生保護者に、その理由について聞いたところ(複数回答)、「子どもの気持ちやメンタル面の不安(74.1%)」が最多となり、「学習面での不安(35.0%)」が3位に挙がった。

前設問では、当時あったらよかった支援として「子どもの状況に合わせた学習サポート」が2位に挙がっている。あわせて見ると、学習面への不安は、進学後も不登校・行き渋り状態が続く理由の一つとなっていることが分かった。


中学生保護者に、小学6年生当時を振り返り、「小学6年生の段階から中学進学に向けた相談や情報収集を始めていた方がよかったと思いますか」と聞いたところ(単一回答)、73.7%が「とてもそう思う」「そう思う」と回答した。中学進学を迎える前の小学6年生の段階から、進学を見据えた相談や情報収集を始めることの重要性を感じている保護者が多いことがわかった。


小学生保護者に、中学進学に向けてフリースクールの利用を検討したことがあるかを聞いたところ(単一回答)、「検討したことはない」が59.7%と最も多い結果となった。一方で、小学6年生に限ると、「検討したことがあり現在利用している」が7.2%(小学4~6年生全体:5.6%)「検討したことはあるが利用しなかった」が30.2%(同:26.2%)、「現在利用を検討している」が14.4%(同8.5%)となり、いずれも小学4~6年生全体を上回った。


小学生保護者に、フリースクールを検討したものの利用しなかった理由を聞いたところ(複数回答)、「本人が行きたがらない(49.6%)」が最も多くなった。子ども自身の意思以外の要因としては「費用が高いと感じた(38.0%)」が最も多く、同率で「もう少し様子を見ようと思ったため(38.0%)」が続いた。

中学生向けフリースクール「ベネッセ高等学院 中等部」に通う子どもの保護者を対象に、通ってよかったことや助かったサポートについて自由回答で聞いたところ、
•同じような経験を持つ仲間と出会い、安心して過ごせるようになった
•子どものペースに合わせて学習や活動に参加でき、心理的な負担が軽減された
•小学校のときは、週5回学校へ行くなんて絶対ありえなかったが、家からオンラインで先生にみてもらえるし、たのしく自分のペースで勉強ができている。
などの声が寄せられた。

■調査概要
調査期間:2026年月5日(金)~6月14日(日)
調査方法:インターネットアンケート調査
調査対象:
<パネル①>
現在小学4~6年生で、不登校状態または行き渋り傾向のある子どもの保護者(n=461、うち小学6年生 n=139)
<パネル②>
現在中学1~3年生で、小学6年生時に不登校または行き渋り傾向があった子どもの保護者(n=545)

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