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2020年11月26日
近畿大とNTTなど5者、5Gの推進や「スマートシティ・スマートキャンパス」で連携
近畿大学とNTT、NTTドコモ、NTT西日本、NTTデータの5者は、5Gの実証実験と高度な情報通信技術を活用したスマートシティ・スマートキャンパスの創造、教育・研究、地域社会の発展をめざした連携協定を締結した。
近畿大学はこれまで、スマートキャンパスの実現に向けて、インターネット出願、VISAプリペイド機能付き学生証の発行、Amazonでの教科書販売、コンビニでの各種証明書発行、キャンパスのキャッシュレス化等、先進的なICTの取り組みを進めてきた。
今後、従来の取り組みに加えて、都市・地域が抱える課題を明らかにし、その諸課題を解決するため、第四次産業革命・Society5.0 の社会実装に向けた実証実験の場として様々な企業、団体等に大学キャンパスや病院などを積極的に活用してもらう取り組みを開始する。
同大学の5つのキャンパスでは、計3万人以上の学生や教職員が活動を行っているが、夜間や休暇期間には広大な敷地にほとんど人がいない状態になる。こうした環境を仮想の都市空間と捉え、様々な制限により実際の市街においては困難な実証実験の場として提供することにより、スマートシティ・スマートキャンパス実現の促進に貢献するという。
一方、NTTグループは中期経営戦略「Your Value Partner2025」において、スマートな社会(スマートワールド)実現への貢献を掲げ、社会課題の解決を図る技術・サービスの開発を進めている。その中で、5Gサービスの展開、研究開発の強化等を柱として、内外の各種パートナーと様々な取り組みを推進している。
今回、5者の包括連携協定により、それぞれの持つ人材や知識・教育・研究などの資源を活用し、相互に協力して、近畿大学内での5Gの実証実験等を通じてスマートシティ・スマートキャンパスの創造、教育・研究への展開、そして国内における5Gの普及、地域社会・国際社会の発展に寄与すべく取り組みを進めていく。
また、仮想の都市空間ともいえるキャンパスを、設置した5G環境も含めて、地域の企業やスタートアップ企業が実証実験などで利用できるよう開放していく。
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