2023年8月9日
ChatGPT、中高生の認知率は約9割だが、利用経験率は半数以下=スタディプラス調べ=
スタディプラスは8日、同社のStudyplusトレンド研究所が、全国の中学1年~高校3年生1657人を対象に実施した、「ChatGPTに関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「ChatGPTを知っているか?」と尋ねたところ、中学生は85.5%、高校生は92.2%が「知っている」と回答したが、「ChatGPTについて、どれくらい理解できていると思うか?」との質問に、「よく理解できている」と答えたのは中高生ともに1割程度(中学生13.4%、高校生15.6%)しかいなかった。
「ChatGPTを実際に利用したことはあるか?」と聞いたところ、日常的な利用は中高生ともに数パーセント程度(中学生5.4%、高校生9.9%)で、中学生は約7割(68.5%)、高校生は半数以上(54.7%)が「利用したことがない」と回答。利用しない主な理由として、「使い方がよくわからないから」や「使うメリットがよくわからないから」が挙げられた。
ChatGPTの利用目的については、「調べ物や情報収集のため」59.8%が最多で、続いて「話題になっていたので試しに利用した」も半数以上(54.7%)あった。
また、ChatGPTの利用経験がある中高生のうち、勉強での利用経験があるのは半数程度(中学生54.6%、高校生47.8%)で、その際の利用方法については、「質問や疑問を解決するため」78.3%が最多で、次に多かったのが「提出物の制作や参考に使う」36.6%だった。
家庭・学校・塾などで、「大人からChatGPTについてのレクチャーや説明を受けたことがあるか?」を聞いたところ、「受けたことがない」が約8割(中学生85.9%、高校生78.4%)だった。
レクチャーを受けた場所については、「学校」が8割以上(84.6%)で、「家庭」は2割程度(18.5%)。
レクチャーの内容は、ChatGPTの「利用方法や仕組みについて」が多い傾向で、レクチャーの結果については、中学生の8割、高校生の7割が「興味関心が高まった」と回答した。
この調査は、学習管理アプリ「Studyplus」の全国のユーザー(中学1年~高校3年生)を対象に、6月21日〜23日にかけて、「Studyplus」上でアンケートを依頼し、オンラインで回答を回収する形で実施した。有効回答数は1657人。
関連URL
最新ニュース
- プログラミング教育、4割以上の保護者が授業についていけるか不安=シンクプラス調べ=(2024年5月16日)
- 2026卒大学生、4月時点のインターンシップ参加率は18.3%=マイナビ調べ=(2024年5月16日)
- 子どもがいる親世代、小中学校の授業短縮の認知度は約2割にとどまる=イー・ラーニング研究所調べ=(2024年5月16日)
- 25年卒の約6割が「オンライン」でのセミナー参加を希望 =学情調べ=(2024年5月16日)
- 中学生の定期テスト前勉強、大多数が「1日3時間半、準備開始は1~2週間前から」=塾選調べ=(2024年5月16日)
- 東京⼯科⼤学、新⼊⽣の「コミュニケーションツール」利⽤実態調査を発表(2024年5月16日)
- 高校の選定理由、親世代と現役学生世代の選定ポイントに差=ネオマーケティング調べ=(2024年5月16日)
- 大阪電気通信大学、研究室紹介サイト「WHO’S LAB」をオープン(2024年5月16日)
- 熊本大学、工学部半導体デバイス工学課程で高専生対象のインターンシップを実施(2024年5月16日)
- 拓殖大学、高校生対象「第14回アイデアのタネコンテスト ORANGE CUP 2024」作品募集中(2024年5月16日)