2024年9月25日
グロービス経営大学院、AIを活用した「アンケート分析システム」で分析時間7割削減
グロービス経営大学院は24日、AIによる自然言語テキスト解析エンジン「GAiDES」搭載のアンケート分析システムを導入して分析時間を大幅削減したと明らかにした。
GAiDESは、学内のシンクタンク「グロービスAI経営教育研究所(GAiMERi)」が独自に開発した自然言語テキスト解析エンジン。AIがアンケートの中から授業改善に役立つ記述を抽出するもので、自由記述回答のうち重要な箇所をAIがハイライト、さらに内容に応じてラベルを分類する。科目や開講期、ラベルなどを指定した上で、回答を一覧表示することができる。
過去のアンケート自由記述から、対応が必要な課題に該当する記述部分を人間が抽出・分類し、アンケート記述と課題の関係をAIに学習させることで、AIが対応の必要な課題を大量のアンケートから抽出・分類できるようにしている。
同システムの導入により、毎四半期約6000件に及ぶ中間アンケートの解析時間を70%短縮することに成功したという(2023年11月時点と2024年2月時点の比較)。これによりクラス運営の改善が早まることで、学生の満足度や学習体験の向上が期待される。
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