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2025年3月10日

ひとり暮らし学生、友だちはリアルが圧倒的に多いがネッ友が多い学生も一定数=学生情報センター調べ=

学生情報センター(「ナジック」)は7日、同社が管理運営する学生マンションなどに入居する、ひとり暮らしの学生724人を対象に実施した、「ひとり暮らし学生のリアル実態調査」の結果をまとめ発表した。同調査では、部活動・サークル活動や食生活、SNS・サブスク、留学まで幅広くアンケートをとっている。


それによると、「部活・サークルに入っているか」と尋ねたところ、55%が「YES」と回答。最も多かったのは「文科系」42.1%で、以下、「運動系」38.0%、「ボランティア系」9.3%、「実行委員系」7.6%と続いた。昨年(2024年)と大きな変化はないが、「ボランティア系」は昨年の6.6%から大幅に増加。


「ネッ友」(SNSをはじめとしたネットで繋がっている友だち)と「リア友」(リアルの友だち)のどちらが多いかを聞いたところ、9割近く(87.2%)が「リア友の方が多い」と回答したが、「ネッ友が多い」も約6%いた。


「普段、よく見るSNS」を聞いたところ、1位は今年も「Instagram」77.3%。ただ、昨年は2位が「LINE」66.2%、3位が「YouTube」65.7%だったが、今年は2位「YouTube」59.0%、3位が「X(Twitter)」と「LINE」の各55.4%だった。


「サブスクに登録しているか」を聞いたところ、97.2%とほとんどの学生が「YES」と回答しており、もはや生活に必須のコンテンツになってきているようだ。内訳は、「Amazonプライムビデオ」26.5%が最も多く、次が「Netflix」15.8%で、映画や動画鑑賞のサブスク登録が多かった。


「どのように昼食をとっているか?」を尋ねたところ、昨年同様、最も多かったのは「学食」37.7%で、次が「コンビニ・スーパー」25.7%だった。その他の回答では、「自宅に帰って自炊する」という意見もみられた。


また、「夕食」については、半数以上(53.7%)が「食材を買って自炊している」と回答。以下、「食事つきマンション」18.5%、「お弁当や惣菜を買ってくる」12.8%と続いたが、昨年と比べると、「お弁当・惣菜を購入」する学生が減少しているのに対して、「自炊」が2.5%増加し、「食事つきマンション」での夕食も4.5%増加している。


「病気になった時はどうしているか?」を聞いたところ、39.6%が「十分に睡眠をとる」と回答。「病院に行く」は28.0%で、まずは自分で解決しようとする学生が多いことが分かった。その他の回答では、「実家に帰る」などの意見も寄せられた。


「ひとり暮らしで成長できたと思うこと」を聞いたところ、最も多かったのは「金銭感覚」25.4%で、以下、「自律コントロール」19.9%、「行動力」17.4%と続いた。


「車の免許」は6割近く(57.3%)が保有しており、「取得予定」も含めると9割近くに及ぶ。

「一番大事にしていること」を尋ねたところ、最も多かったのは「家族」32.5%で、次いで「友人」18.2%だった。その他の回答では、「自分」を挙げる学生も多くいた。


月々の仕送りについては、「~5万円」23.5%が最も多く、以下、「8万円以上」22.4%、「もらっていない」22.0%、「~3万円」19.9%と続いた。昨年に比べ、「5万円以内」が6.4%減少し、「5万円以上」が6.3%増加した。


「貯金」に関しては、46.0%が「していない」と回答し、昨年より2.4%増えた。一方で、「4万円以上」貯金している学生も昨年より2%増加した。


アルバイトについては、「してない」学生(16.3%)が昨年から10%ほど減少したほか、「2~4つ以上掛け持ちしている」学生が5%増えた。「単発バイト」も含めると、9割強の学生がアルバイトをしていることが分かった。


月々のバイト収入は、「~8万円」27.3%が最も多く、掛け持ちしている学生が増えたことから、収入も増加傾向だった。


また、「生活費以外に何に一番お金を使うか」を聞いたところ、最も多かったのは昨年同様「外食」32.5%だったが、2位「推し活」15.2%、3位「美容」13.4%と、昨年2位の「交際費」を上回った。


現金orキャッシュレスに関しては、現状、「使い分けている」学生(39.8%)が多いものの、「現金派」23.3%と「キャッシュレス派」36.9%を比較すると、「キャッシュレス派」が13.6%も多かった。


「起業」に関する質問では、「未定」45.8%と、「どこかの企業(団体)に所属してから考える」40.0%が圧倒的に多かったが、「1年以内に起業」と回答した学生が5.8%、「3年以内に」も10.3%いた。


「起業したい理由」については、43.2%が「挑戦してみたい」と回答。次いで「得意なことを極めたい」21.9%が多かったが、なかでも13.5%が「社長を経験したい」と考えており、その他の意見としては、「効率的に資産を築くため」などの意見も寄せられた。


「企業を選ぶ際に重視すること」を尋ねたところ、1位は「自分のためになる」20.8%で、次いで「年間休日が120日以上」13.3%や、「社会に貢献できる」13.2%だった。


また、「将来、管理職につきたいか?」の質問には、半数近く(45.9%)が「わからない」と回答。「管理職につきたい」は35.1%と少数派だった。


「進路のことで困った時は誰に相談するか」を聞いたところ、過半数(54.5%)の学生が「親」と回答。次が「友人」24.3%だった。


「留学」に関する質問では、「留学経験あり」と「興味あり」を選択した学生が59%と、昨年同様に過半数を超えた。留学目的は、「語学を学びたい」34.4%よりも、「異国の文化を経験したい」50.1%が多い。その他の回答として「TESOLをとりたい」「日本のGDPを上げるため」など、具体的な目的を持っている学生も多くいた。

調査結果の詳細

■調査概要
・調査人数:724名(男性223名、女性490名、未回答11名)
・調査対象:ひとり暮らしの学生(大学生:617名、専門学校83名、未回答24名)
・調査期間:2025年2月
・調査方法:オンラインアンケート
・調査主体:学生情報センター

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