2026年4月10日
中学生の睡眠、「年間100時間不足」するも保護者の7割が「足りている」と回答 =塾選調べ=
DeltaXが運営する塾選びサービス「塾選」は9日、中学生の子どもを持つ保護者100人を対象に実施した、「中学生の睡眠時間に関する調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、中学生の睡眠時間は「8時間」33%が最も多く、次いで「7時間」28%で、全体平均は7.56時間だった。極端に短い睡眠時間は少なく、一見すると「ある程度は眠れている」と感じやすい水準だが、厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」が示す中学生の推奨睡眠時間は8〜10時間で、今回の平均値との差は0.44時間=約26分。
わずか26分だが、1カ月で約8.6時間、1年間で約100時間と、積み重なることで無視できない差になる(平日5日で計算)。さらに、8時間未満の割合を合算すると55%にのぼり、「半数以上の中学生が慢性的に睡眠不足」という実態が見えてくる。
また、平日の就寝は23時前後で、起床は6時台が最も多かった。起床時間は学校への登校時間によって固定されるため、睡眠時間の長短は就寝時間にほぼ依存する。23時に眠りについて6時台に起きれば、単純計算で7〜7.5時間前後にしかならない。睡眠不足の改善を考えるうえでは、いかに就寝を前倒しするかが課題になってくる。
一方、休日の平均睡眠時間は8.4時間と、平日よりも長くなる傾向が見られた。学校がない分、起床時間の制約がなくなるためだ。休日の起床時間についての方針は、「平日より1〜2時間程度なら寝坊OK」53%、「好きなだけ寝かせてあげる」33%と回答した家庭が86%で、多くの保護者が休日はゆっくり休ませたいと考えているのが分かる。
ただ、起床時間が大きく後ろにずれると、今度は月曜日の朝に起きづらくなるなど、翌週の平日の生活に影響が出る可能性もある。睡眠を補うことと生活リズムを維持することのバランスをどう取るかが、休日の睡眠管理における1つの課題といえる。
前述の結果から、厚労省が推奨する中学生の睡眠時間8~10時間に対し、平日は7.56時間、休日は8.4時間であることが分かったが、保護者は子どもの睡眠に課題を感じているのだろうか。「子どもの睡眠時間は足りていると思うか」と聞いたところ、「十分足りている」「まあまあ足りている」と答えた保護者は合わせて約7割にのぼり、多くの家庭が子どもの睡眠に「大きな問題はない」と認識していた。
「子どもが夜更かしせず、質の良い睡眠をとれるように工夫や対策をしているか」と尋ねたところ、「している」と回答した家庭は32%で、ほとんどの家庭では特別な対策をしていないという結果になった。
しかし、推奨水準との比較では特に平日の睡眠不足が続いている状態で、このギャップを埋めるためには、まず「7時間では足りないかもしれない」「休日の寝だめは悪循環かもしれない」という認識を、保護者が持つことが出発点になる。
また、生活リズムに関する悩みを聞いたところ、「スマホの利用時間が長くなりがち」「制限しても守られない」「動画やゲームに時間を使いすぎて切り替えができない」といった声が多く寄せられ、夜の時間の使い方、とくにスマホ・ゲームが生活リズムに影響していると捉えることができる。平日の睡眠時間は就寝時間に大きく左右され、こうした夜のスマホ・ゲームを見直すことが、睡眠時間の確保につながるといえそうだ。
保護者から寄せられた声を整理すると、スマホ・ゲーム対策は、単に家庭内のルールを決めるだけでなく、アプリやフィルタリング機能を活用してシステム的に利用を制限する方法も取り入れられていることが分かった。
この調査は、中学生の子どもを持つ保護者を対象に、2月にインターネットで実施した。有効回答数は100人。
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