2015年5月12日
京セラ丸善と九州大学/BookLooperを利用したデジタル教材配信とビッグデータ利活用研究を開始
京セラ丸善システムインテグレーション(京セラ丸善)と九州大学は11日、九州大学の一年生約2700名を対象に、BookLooper(ブックルーパー)を利用したデジタル教材配信を開始するとともに、教育ビッグデータの利活用に関する研究を本格的に開始したと発表した。
九州大学の基幹教育院では、2014年10月に基幹教育の情報系科目で、約400名を対象に試験的な講義資料配信を行っており、今回、対象を全学の1年生約2700名に広げ運用を正式に開始した。
九州大学の学生・教職員がBookLooperを利用することで、既存のeラーニングシステムで行っている学習支援に加え、学内外からPC・タブレット・スマートフォンなどのマルチデバイスで閲覧・書き込みができる、新たな教育環境での学習が可能となる。
また、BookLooperは、コンテンツ検索・閲覧・マーカー・メモなどの学習支援機能、利用ログ収集・分析機能があり、それらの機能を活用して、大学内のeラーニング、eポートフォリオシステム、シラバスなどの学務情報と、京セラ丸善が開発したBookLooperのアクセスログを統合して分析することで、学内外でシームレスに学習をサポートすることができる。
教育に関するさまざまなデータと、京セラ丸善の提供する電子書籍ソリューションBookLooperを利用したログを統合して、「ビッグデータの教育分野における利活用アプリケーションの研究開発」を行うこの研究は、情報通信研究機構(NICT)の「ソーシャル・ビッグデータ利活用・基盤技術の研究開発」の研究助成において、教育分野で唯一採択されているという。
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