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2016年2月8日

「Hour of Code」活用してプログラミング教育指導者目指す研修会

みんなのコードは6日、米国の非営利活動法人「Code.org」(コード・ドット・オルグ)が展開する世界的なプログラミング教育推進運動「Hour of Code」(アワー・オブ・コード)の日本における展開を推進するため、教員を対象とした「プログラミング教育指導者研修講座」を開催した。

みんなのコードの利根川 代表

みんなのコードの利根川 代表

この研修会は、プ ログラミング未経験の教員でもプログラミング・ワークショップを教室で実施できるようになるためのもので、小中高の教師、塾の講師など25名が参加し、「Hour of Code」を活用したプログラミング教育の実施方法を学んだ。

冒頭挨拶した、みんなのコードの利根川 裕太代表は「20世紀の理科に“電気回路”があったように、21世紀の授業で“プログラミング”が当たり前になるにしたい」と、21世紀型教育にプログラミングが欠かせないものになることへの期待を語った。また、参加者に対して、座学で学ぶのも大切だが実際のワークショップを開催、運営して、「Hour of Code」の認定指導者資格を所得して欲しいと呼びかけた。

講座のテキスト

講座のテキスト

講座では、みんなのコードの弘中 丈巳氏が講師となり、「アングリーバード」「スターウォーズ」「マインクラフト」などのコース選択や事前準備、開催時の導入トークやアイスブレイクの方法、指導時の留意点やまとめトークまで、プログラミング・ワークショップについて丁寧な解説が行われた。

その後、勤務する小学校の土曜学校を利用して実際にワークショップを開催した杉並区立大宮小学校の栗山崇志教諭が、立案から開催までの流れや体験談を紹介した。
当初は参加者の動員に苦労するのではと危惧していたが募集数日で定員の7~8割が埋まり最終的には人数が多く2回に分けて開催したこと、兄弟での参加者が多くコース設定を変更したこと、開催当日はみんなのコードのスタッフやボランティアの協力があったが準備は1人で大変だったことなど、実際にワークショップを開催した経験談を参加者は興味深そうに聴いていた。

体験を語る栗山教諭

体験を語る栗山教諭(右)

会場からは、「校長にはどう説明して了解を得たのか」「授業の中で実施することは可能か」「PCの設定確認などはどう行ったか」など、ワークショップ開催のための具体的な質問も出された。

「Hour of Code 」は、2013年から行われている米国発の世界的なプログラミング教育推進運動で、発起人にマイクロソフト創業者ビル・ゲイツ氏、フェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグ氏が入り、米国オバマ大統領もホワイトハウスでプログラミングを実施し、本キャンペーンへの参加を呼びかけている。2015年末までに180カ国以上の生徒2億人が参加している。

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