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2016年11月29日

前原小学校、教師が挑戦するプログラミング授業フルラインナップを公開

東京都小金井市立前原小学校は26日、公開授業「STEAMとGamificationが創る新しい『学び』-プログラミングは新しい『学び』の象徴!!」を開催した。

2020年の小学校でのプログラミング必修化に向け、教師がプログラミングを教えることは可能なのか、どんなツールをどのように使えば良いのか。タブレットもWi-Fiも無い学校の教師が、松田 孝校長指導の下、半年間でどこまで成長できたのかを披露する公開授業。

1年から6年までの全ての学年の17クラスでプログラミング授業が行われた。
その内容は、まさにフルラインナップ。「ルビーの冒険」「PETS」「Viscuit」「Scratch Jr」「Scratch」「Minecraft」「Pyonkee」「Studino」「CodeMonky」「LEGO Mindstorms EV3」「Garegeband」。

プログラミングを体で実行する子どもたち

プログラミングを体で実行する子どもたち

まずは、コンピューターを使わないプログラミング学習、1年生の「ルビーの冒険」。
黒板に先生がカードを順番に貼る。はじめ→「手をたたく」→「回る」→「足ぶみ」→「ジャンプ」→「手を叩く」=「足ぶみ」→「キック」。「キック」から「手をたたく」に矢印を伸ばすと、『ル~プ』と子どもたちから一斉に声が掛かった。

さあ今度は、このプログラミングに従ってクラス全員で体を使って実行。ループ、ループで何度も繰り返す。

作業の手順をカードで並べる

作業の手順をカードで並べる

次は、鍵盤ハーモニカをケースから出して~組み立てて~音を出して~仕舞うという手順を命令するプログラミング学習。「ケースをあける」から「ケースをとじる」までを考えて並べ、実際に実行してみる。「いきをふく」と「けんばんをおす」は並列で同時に行わないと音が出ないことがわかる。こうして、プログラミング的思考は身についていくのか。

プログラミング学習用のロボット「PETS(ペッツ)」を使った、1年生の授業。

ミッションに従って課題をクリアする

ミッションに従って課題をクリアする

「PETS」は、いろいろな方向のブロックを背中に挿し込んで、命令された通りに動いて目標のます目を目指すことでプログラミングを学習する。パソコンもタブレットも使わず、プログラミングを触って、動かして、覚える。

先生が手に持った小冊子を「え~と、これは・・・解説書というか、説明というか」と言いよどむと、子どもたちから一斉に「ミッション」という声が掛かった。小学校1年生にして既に「ミッション」を理解している。こういう子どもたちにとって、プログラミング学習は想像以上にハードルが低いのだろう。

子どもたちの「学び合い」で進化する授業

子どもたちの「学び合い」で進化する授業

プログラミング学習の成否は、教師のハードル飛越力次第と言ってもよいだろう。この日、フルラインナップのプログラミング授業に挑んだ教師たちだが、どの先生も自信を持って子どもたちに向き合っていた。

小学校のプログラミング教育は、プログラマー教育ではない。「プログラミング的思考」に触れる学習である。教師がプログラマーになるのは容易ではないが、教師が「プログラミング的思考」を学ぶのは、やる気になれば誰でも出来ること。そんな思いを抱かせる公開授業だった。

maehara-5体育館では、「littleBits(リトルビッツ)」や「Strawbees(ストロービーズ)」、「PETS(ペッツ)」をはじめ、VRやKinect、ドローンなど様々なワークショップやデモンストレーションが行われ、まさに最新テクノロジー、STEAMとプログラミングのワンダーランド。

前原小学校の児童はもとより、訪れた地域の子どもたちや保護者に知らぬ間にプログラミングを体感させるイベントとなっていた。

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