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2017年3月14日
テクノロジーで人間の能力拡張、ソニーと東大が新学問
ソニーと東京大学は13日、人間と一体化し、人間の能力を拡張させるテクノロジーについて研究する、新しい学問領域「ヒューマンオーグメンテーション(人間拡張)学」を推進していくことで合意したと発表した。2017年4月から、ソニーからの寄付講座として、東京大学大学院情報学環で同学問の講座を開始する。
「ヒューマンオーグメンテーション(Human Augmentation)」は、東京大学大学院情報学環の教授を務め、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の副所長でもある暦本純一氏が提唱しているコンセプト。
これまで、このコンセプトにもとづいて視線を認識するウェアラブルコンピュータ、ドローンやロボットによる体外離脱視点を用いたトレーニング支援、人間の体験をウェアラブルセンサーやネットワークを使い、ほかの人間と共有、接続する「人間=人間接続型テレプレゼンス」などの研究が行われてきた。
「ヒューマンオーグメンテーション学」は、IoA(Internet of Abilities:能力のインターネット)という未来社会基盤の構築を視野に入れた、研究を体系化していく学問領域でもあるという。
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