2014年5月20日
国際医療福祉専門学校/iPad1人1台環境で救急救命士の育成目指す
国際医療福祉専門学校 救急救命学科は、ICT/インタラクティブ教室を使用した「ICT×iPad公開授業」を17日に実施した。
同校では、2012年に「ICT教育環境導入プロジェクト」を発足し、救急救命学科の学生たちにとってわかりやすい授業を展開するためのツールとしてスマートデバイス1人1台環境を推進してきた。
2014年度の1年生から、教室のインタラクティブ環境と学内Wi-Fi環境、1人1台のiPadAir活用の環境を実現。公開授業では、ICT利活用に関心のある教員らが参加し、救急救命学科の座学・実技授業を見学した。
「救急救命処置Ⅱ」の実技授業では、ICT機器を評価と現場設定に応用した現場活動訓練の様子を公開した。
救急救命士は、病院に傷病者を搬送するまでの間、医師に代わり救急救命措置を施すスペシャリスト。医療に関する全般的な知識を習得するとともに、傷病者に対する適切な態度や判断力・実践力などを身につけることが重要となる。
実技はそうした能力の向上を図るのもので、自家用車で自損事故を起こした運転手と同乗者に対して適切な処置を施し、救急車で病院まで搬送するシミュレーション訓練が行われた。
学生3~4人がチームとなり、救急救命士として事故現場へ向かう。壁を隔てた部屋ではほかの学生たちが、カメラで撮られた画像を映し出した大型プロジェクターで状況をリアルタイムに確認。リーダー役となった学生のヘルメットにもカメラが取り付けられており、狭い車内での救出作業の様子もプロジェクターで見ることができるなど、ICT機器を効果的に活用している。
学生らは可視化された現場の状況評価を行い、実際の場面でどのように行動すべきかを学び、救急救命士役の学生もフィードバックを受けることで自身では気付けなかった点を理解することができるという。
また、1学年を対象にした座学授業では、iOSコンソーシアム 文教担当の野本竜哉氏を講師に迎え、ネットリテラシー教育に関する基礎演習Ⅰを行った。
野本氏はスマートフォンやiPad、LINEといった便利なツールも使い方を誤ると問題が生じることなどを解説しつつ、「“危ないから使わない”ようにするのではなく、大切なのは上手に使うためのルール作りを自分たちで考えること」だと述べた。
講義では、スマートフォンなどで使える双方向コミュニケーションツール「クリカ」を活用し、講義に関連するアンケートを行った。リアルタイムで集計されたアンケート結果が、インタラクティブ教室に取り付けられたディスプレイへ瞬時に表示され、講師は学生たちの反応を受けてさらに詳しく説明することができる。
講義が行われたインタラクティブ教室には、同校が目指した双方向型学習を実現するためのICT機器が整備されている。
壁面に備え付けられたディスプレイ6台にはApple TVがそれぞれ付属され、Wi-Fiネットワークを経由して授業に必要なさまざまなコンテンツを学生たちに提示できるようになっている。
また、正面の全面壁ホワイトボードも特徴的な設備で、デジタル画面を映写したボードに、デジタルペンはもちろん、通常のマジックペンでも書き込みができる。
ICT教育環境プロジェクト担当の小澤貴裕専任教員は、同校の取り組みについて、「コンピューター系学科やICT支援員のいない状況の中で、教師や学生の使いやすさを重視し、デジタル・アナログ混在のユニバーサルなインターフェイスを目指した新しい設計思想を組み入れながら環境整備を行ってきた」と語った。
関連URL
最新ニュース
- AI利用者が不安なのは「仕事を奪われること」ではなかった=アクシスコンサルティング調べ=(2026年10月14日)
- 奄美市、デジタル庁の「源内」を基盤とする生成AIサービス「AMAMI GENAI」を庁内に構築(2026年10月14日)
- 大学パワーランキング、「国立大学 教員の平均年間給与ランキング」を発表(2026年10月14日)
- 大学パワーランキング、「教員1人あたり科研費が多い国立大学ランキング」を発表(2026年10月14日)
- SAK University、2027年4月入学希望者対象に英語パスウェイ利用型 特別選考の出願受付開始(2026年10月14日)
- 大阪工業大学、大阪府教委と「令和8年度 第16回科学の甲子園大阪府大会」開催(2026年10月14日)
- ドローン×プログラミング教室「D-TYPE.」、コナミスポーツクラブ 明石に11月開校(2026年10月14日)
- STEAM教育&プログラミングスクール「STEMON」、文章題専門算数「よみとき」11月新規開校(2026年10月14日)
- ロボットバンク、「第28回 図書館総合展2026」に出展 StarShip・StarWalk・R2展示予定(2026年10月14日)
- 第2回「学校現場のAI活用実践コンテスト2026」 OLイベント11月14日開催(2026年10月14日)















