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2015年11月4日

iTeachers TV/Vol.24 日本デジタル教科書学会 片山会長(後編)を公開

iTeachers TVは4日、iTeachers TV Vol.24、日本デジタル教科書学会 片山敏郎会長による「次期学習指導要領で目指す学力と情報リテラシー(後編)」を公開した。

片山会長が前編で述べたように、これからの総合的な学習で求められる力は2つ。1つは、各教科等単独では取り組むことの難しい現代的な課題。もう1つは、教科横断的な思考力、そのために必要なスキルを身につけること。具体的には、比較や関係付けなどの思考の方法を使いながら、情報を収集したり、整理分析したりする力。そして、そのような力を発揮させるために道具として働く力が情報リテラシー。これらの関係性を意識しながら意図的に指導していくことにより、教科横断的な思考力を高め、そして、現代的な課題の解決に向かう子どもを育成することができる。

iT-23具体例として、3年総合的な学習「新潟の『潟』調査隊」の実践を例に説明する。ここでは、現代的な課題を「自然」と設定し、捉えさせたい学習内容の中核を「自然とのよりよいかかわり方」とした。自然とのよりよいかかわり方にむけて、自然に関する知識を構造的に身につけていくことをねらっているという。

来年2月4、5日には、新潟大学教育学部附属新潟小学校で、初等教育研究会が行われ、タブレットを使ったり、学習スキルを発揮したりしながら学びを深めていく授業が多数公開される。また、このような学びの基礎となる、学級力、学習スキル、情報リテラシーのフォーラムや、次期学習指導要領を見据えたシンポジウムも開催する。すでに、HPで受け付けがスタートしているので、興味ある方は参加してみてはどうかと、片山会長は呼びかけている。
研究会申込:新潟大学教育学部附属新潟小学校HP

片山会長は、いち早くタブレット端末を活用した実践開発に取り組んだこの分野の先駆者。2013年からは、新潟大学教育学部附属新潟小学校でiPadを1人1台活用した実践研究に取り組んでいる。特に、21世紀型の総合的な学習と情報リテラシーの育成について実践研究を進めている。型に捉われない自由なICT活用のあり方を信条としている。

後半の「教育ICTなんでも3ミニッツ」は、教育ICTコンサルタントの小池  幸司氏による「教育現場で使えるiPadアプリ講座」。

小池氏は、2011年3月、他の学習塾に先駆けてiPad導入を実現。教育現場におけるICTの導入・活用を推進すべく、講演や執筆活動を通じて自社のiPad導入事例やノウハウを発信。2013年3月にはiPad×教育をテーマにした初の実践的書籍「iPad教育活用 7つの秘訣」をプロデュース。iTeachers発起人。

□「次期学習指導要領で目指す学力と情報リテラシー(後編)」

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