2017年1月12日
すらら調査、小中高生の半数以上が「親よりランクの高い学校に行きたい」
すららネットは11日、小学1年生から高校3年生までの男女720人を対象に実施した「小中高生の勉強に関する意識調査2017」の結果をまとめ発表した。
それによると、2020年度から大学入試センター試験が新テストに変更する予定だが、入試内容の変更に不安を感じるかの質問には、「感じる」が69.7%と7割にものぼった。不安を「感じる」のは、中学生が72.7%で最も高く、次いで高校生が65.8%、小学生が56.2%の順。
次に、「アクティブ・ラーニング」のように、積極的に仲間と話し合うなどしながら学ぶことは好きかの質問には、「好き」が75.3%と、新学習指導要領に盛り込まれる方向のアクティブ・ラーニングに好意的な様子が見られた。
「好き」と答えたのは小学生が85.4%、中学生74.7%、高校生67.1%。より早くからアクティブ・ラーニングに慣れ親しんでいる小学生のほうが、この新しい学習方法を受け入れ、好んでいるようだ。
また、親よりランクの高い学校に行きたいと思うかとの問では、「思う」が54.7%と、小中高生の半数以上が親より高い学歴を望んでいる傾向が見られた。
しかし、「思う」と答えたのは小学生69.8%、中学生53.7%、高校生43.4%で、年齢が上がるほど割合は減っていた。性別でみると男子は58.0%、女子50.2%だった。
「紙教材」と「デジタル教材」では、どちらが勉強しやすいと思うかの質問には、「デジタル教材」が58.6%。2015年発表時点では「デジタル教材」(48.6%)、「紙教材」(49.3%)で「紙教材」のほうが若干好まれていたが、2016年発表時点では「デジタル教材」(59.6%)、「紙教材」(40.4%)と、「デジタル教材」を好む層が拡大し、2017年もほぼ横ばいでデジタル教材が紙教材を上回る結果となった。
関連URL
最新ニュース
- 学習者用デジタル教科書を積極的に活用したグループは「成績が高い」=東京書籍ほか共同調査=(2024年3月29日)
- 中学生の平日の勉強時間、平均は1時間半で塾に通っている子どもほど家庭学習の時間も長い=塾選調べ=(2024年3月29日)
- コニカミノルタジャパン、茨城県結城市に学校教育向けソリューション「tomoLinks」導入(2024年3月29日)
- コドモン、兵庫県三田市の公立保育所・こども園にICTサービス「CoDMON」導入(2024年3月29日)
- みんなのコード、「小・中・高等学校における情報教育の体系的な学習を目指したカリキュラムモデル基本方針」発表(2024年3月29日)
- LINEみらい財団、2024年度版「GIGAワークブック」全国の学校向けに無償提供開始(2024年3月29日)
- 「第5回全国高専ディープラーニングコンテスト」の本選開催概要を発表(2024年3月29日)
- 角川ドワンゴ学園、「AI入学式」を4月7日17:00から生配信(2024年3月29日)
- ウェブ解析士協会、「WACA資格」の受講者数・受験者数・合格者数を発表(2024年3月29日)
- イオンファンタジー、ゲーム学習カリキュラムをベネッセのオンラインスクールに提供(2024年3月29日)