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2017年2月22日
ICUの高校生が小学生にプログラミングを教えて緊張する
日本HPは21日、スーパーサイエンスキッズと国際基督教大学高等学校(ICU高校)、三鷹市教育委員会の協力により、東京・三鷹市のにしみたか学園三鷹市立第二小学校で、高校生による小学生へのプログラミング教育のモデル授業を開催した。
今回のモデル授業は、国際基督教大学高等学校3年生の生徒が、ビジュアルプログラミング言語「Scratch(スクラッチ)」を使い、第二小学校の4年生全員(3クラス108名)を対象にプログラミングを教えるというもの。
生徒たちを指導した国際基督教大学高等学校の松尾哲朗教諭は「進路が決まって気が緩みがちになる3年生に何か出来ることはないかと考えていたときに、NPOのスーパーサイエンスキッズさんを通じてHPさんのプロジェクトを薦めていただきました。生徒たちもやる気になって、昨年、大学生の指導を受けたあと自分たちで授業設計やカリキュラムの開発をして今日に至ったんです。近くにいながら交流の機会のない二小さんと一緒に出来て本当に素晴らしいです。生徒はみんな、緊張していますけどね」と、暖かく見守っていた。
開始当初は、緊張気味で動きもぎこちなかった高校生たちも、「先生!先生!」「たすけて~」「たすけて~」「わっ、動いた」「わたしは大丈夫です(来ないで!)」など積極的な子どもたちの反応に圧倒されて、動きも対応もスムーズになり、教室全体も徐々に盛り上がっていった。
90分1本勝負の授業で、「Scratch」の使い方からはじめて玉転がしのゲーム作りに挑んだクラスでは、最後のギリギリまで頑張ったがほとんどの生徒が完成寸前で終わってしまった。しかし、子どもたちからは「楽しかった~」「こんな授業ならいくらでもやれる」など、ポジティブな反応が多く聞かれた。開始前に「プログラミングってどんなものか分かるかなぁ~」と質問されて、2~3人が自信なげに手を挙げていた子どもたちだが、多くはきっと「プログラミングもっとやりた~い」と変わったことだろう。
高校生が小学生を指導するこの実践モデルについて日本HPでは、小学校は教員養成の負担を軽減でき、小学生はロールモデルとなる高校生から個別のサポートを得ながらプログラミングを学習することができる。また、高校生にとっては、小学生に教え、チームワークで授業設計をするという貴重な学習体験ができ、コミュニケーションスキルやプレゼンテーションスキルといった21世紀型スキルの習得も目指すものだとしている。
2020年の新学習指導要領では、「社会に開かれた学校(教育課程)」が標榜されており、地域の住民や学生、生徒が一体となって「新時代の学び」を創出する姿が理想とされている。小中高大が連関した「21世紀の学びの環」は、ひとまずプログラミングが作りはじめてくれるかもしれない。
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