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2017年5月10日
クラウド型学習システム「すらら」の利用者数が4万人を突破
すららネットは9日、同社の運営するクラウド型学習システム「すらら」で学習する生徒が、4月末時点で4万人を突破したことを明らかにした。
「すらら」は小学校高学年から高校3年生までを対象に、英語・数学 (算数)・国語に対応したクラウド型学習システム。2008年から提供を開始した。利用者の堅調な伸びは、大手塾や私立学校でのアクティブ・ラーニングの普及によって、反転授業の導入が拡大したためと考えられる。
教室でアクティブ・ラーニングを実践すると、通常の教科学習の授業時間が不足するため、その解決策として、家庭学習時間内で基礎的な部分についてICT教材を活用して予習し、教室では応用の学習やアクティブ・ラーニングに時間を割くようになっているという。
「すらら」は、学習者にゼロから教えることを目的としたアニメキャラクターによる説明と、数分おきに質問を投げかけるなど集中を切らさない工夫で、初めて学ぶ単元でも家庭での自学自習を可能とするため、反転授業の家庭学習教材としてそのまま活用することができる。また、教師は管理画面で生徒の学習状況をいつでも確認でき、授業前に家庭学習を終えていない生徒に学習を促すこともできる。
同社では、学校教育におけるICT導入の意識の高まりも要因の1つと見ている。生徒の学力の幅が広がるなか、教師への負担をかけずに個別の対応をすることが求められており、一人ひとりの学力に応じたアダプティブ・ラーニング機能を備える「すらら」の学校での導入が進んでいるものと考えている。また、学校教育のほか、九州の英進館、大阪のイングなど、大手塾チェーンでもICTの活用に本腰を入れ始めているという。
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