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2018年8月13日
フューチャー、大阪大ほかと「抗体誘導ペプチド」のAI開発を共同研究
フューチャーは、大阪大学大学院医学系研究科と共同研究を行っているファンペップと抗体誘導ペプチドを効率的に開発するAIの共同研究で合意。機械学習や深層学習の技術を活用した抗原探索システムの開発を開始した。
抗体誘導ペプチドは、大阪大学とバイオベンチャーのファンペップが共同で研究開発を進め実用化を目指している治療ワクチン。
病気に関連するタンパク質の情報を免疫システムに記憶させ、その働きを阻害する抗体を体内で産生させるようにデザインされているため、数カ月に1度の投与で抗体を維持し薬効を持続させる長期作用型医薬品として期待されている。
今回の共同研究で、フューチャーは、大阪大学とファンペップによる抗体誘導ペプチドの実験結果データをもとに、最先端のAIを活用して新規の抗原配列を予測する探索システムを構築する。
抗体誘導ペプチドの開発で極めて重要な抗原配列の設計とキャリアペプチド配列の設計を最適で効率的に行えるようにすることで、治療ワクチンの活性や開発スピードを向上させる。
抗体誘導ペプチドによる治療は、従来の低分子医薬や抗体医薬に続く新しい治療法として注目されている。
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