2020年5月16日
オンライン授業、私立高の75% 私大では87%が実施 =私学労務研究会調べ=
私学労務研究会は14日、全国の私立大学(約630校)、並びに全国の私立高等学校(一部の中学校を含む。約1200校)を対象に、緊急事態宣言下で対応を迫られた教育態勢と教員の働き方について緊急アンケートを実施し、大学54校、高等学校155校から回答を得たと発表した。
同研究会が、全国の私立大学と私立高校を対象に行なった緊急事態宣言で対応を迫られた教育態勢と教員の働き方に関する緊急アンケートで、私立高校の75%が「オンライン化活用で授業実施」と答え、私立大学では同じ答えが87%に上ったという。
複数回答が可能だが、授業の代替措置では「夏期休暇期間へ振替え」が私立高校で82%に対し私立大学は41%、「補講・補習で調整」が私立高校で29%に対し私立大学が41%と特色が表れた。
私立高校のオンライン化活用では「授業のライブ配信」「授業のオンデマンド配信」がそれぞれ52%、「市販オンライン教材の活用」も64%。一方、私立大学のオンライン化では「一部学生のPC等の保有がなく在宅学習が困難」との回答が76%。私立高教員の勤務は「時差出校」44%、「交代制」50%、「テレワーク」は63%。
アンケートは、私立大学は約630校、私立高等学校は約1200校を対象に、4月27日から5月11日にかけて、クシムと共同によるWeb回答方式で実施した。
同アンケートの集計分析結果(速報)は、同研究会ホームページでも見ることが可能。また、詳細な集計分析結果は有料で頒布しているので、問合せする。
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