2020年11月9日
関西大、約3万人の学生アンケートでオンライン授業に対する学生の本音を調査
関西大学は5日、コロナ禍で2020年度春学期に実施したオンライン授業の現状と課題を把握するべく、全学生へのアンケート調査を行ったと発表した。
その結果、オンライン授業に対する学生の本音や、運用にあたっての課題が明らかに。秋学期は原則対面授業を実施している同大学だが、今後、秋学期の実態を把握し、教育の質保証ならびに学生の学習・生活環境改善に取り組んでいくという。
オンライン授業で良かったことを尋ねたところ、約85%が「移動がない」こと、約65%が「自分のペースで学習できる」ことを回答。さらに「倍速で講義映像を見る」と答えた学生も約35%おり、時間の効率性をメリットとして考える学生が多い。
一方で、約80%の学生がストレスと感じていたのが「課題の量」。提出したレポート課題に対する「フィードバックがない」という声が約60%に及んだ点は、オンライン授業を今後も運用する上での課題。
オンライン授業で困ったことについて尋ねたところ、1年次生の半数以上が「友達と一緒に学べず孤独感を感じる」「勉強のペースがつかみにくい」と回答。また、上位年次と比べて「教員とのコミュニケーションの満足度」や「授業の満足度および理解度」がいずれも低い。
オンラインの授業形態別に、対面授業再開後も取り入れてほしいかを尋ねたところ、「リアルタイム型」(29.6%)よりも自身の好きなタイミングで受講できる「オンデマンド型」(52.7%)の希望度が高い結果に。約3人に1人が通信環境にストレスを抱えていたことも、一つの要因になったと見受けらという。このことから、対面授業と比べて臨場感に劣るオンライン授業では、授業特有の緊張感や教員とのリアルタイムでの掛け合いよりも、スケジュールが調整しやすく、繰り返し受講できる利便性を好む傾向が見えてた。
この調査は、在学する学部生2万8千369人を対象に、7月6日~31日にかけて、同大学の教学IRプロジェクトがインターネットを活用して無記名方式で実施。有効回答は、1万2千655件(回収率:44.6%)。
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