2023年2月9日
子どもにスマホを持たせ始める時期、半数以上の大人が「小学生以下から」と回答 =IoTコンサルティング調べ=
IoTコンサルティングは8日、同社のスマホ情報メディア「ロケホン」が、全国の20代以下~60代以上の男女500人を対象に実施した、「子どものスマホの利用・学割に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「子どもにスマホ(もしくはキッズフォンなどの携帯電話:以下同様)を持たせ始めるならいつがいいと思うか」と聞いたところ、500人のうち254人が「小学生のときから」と回答。
「未就学児のときから」も含めると、半数以上が「小学生以下から」スマホを持たせた方がいいと考えていることが分かった。一方で、166人が「中学生のときから」、69人が「高校生のときから」と回答している。
「大学生や社会人になってから」持たせるというのは全体の1%以下で、スマホは学生のうちから持たせるのが当たり前になりつつある。
子どもにスマホを持たせる理由を尋ねたところ、最も多かったのは「連絡手段のため」。次いで「防犯のため」も多く、子どもがどこにいても連絡が取れることを望む保護者が多いのが分かる。
また、「情報の教育のため」という回答もあり、学生のうちから情報リテラシーについて家庭でも教育する意識が高まっていることが考えられる。
「子どもに携帯を持たせるならスマホか、それともキッズフォンなどの子ども用携帯にするか」と質問したところ、272人が「スマホ」と回答。キッズフォンなどの子ども用携帯よりも、スマホを持たせるべきと考えている方がやや多かった。
将来を考えると、「スマホ」を初めから持たせた方が長く利用できるというメリットが考えられる。一方、「キッズフォンなどの子ども用携帯」を持たせる理由については、「子どもが利用する機能が制限されているから」という回答が最も多かった。
また、「子どもがスマホを使うときにあったらいいと思う機能」を聞いたところ、「利用を制限できる機能」や、防犯用に「子どもの位置情報を親が把握できる機能」という回答が多かった。
「子どもにスマホを持たせるとき、どこのキャリアの学割を利用するのか」と聞いたところ、ワイモバイルやUQモバイルなどの大手キャリアのサブブランドや格安SIMでも学割があるものの、「ドコモやau、ソフトバンクを利用する」との回答が多かった。
だが、キャリアの中には学割を提供していないところも多く、全体の約5%が「学割を利用しないor学割がないキャリアを利用する」と回答。
学割を利用するキャリアを選んだ理由については、「家族で利用しているキャリアだから」との回答が最も多く、次いで「家族のスマホの利用料金もお得だから」が多かった。また、子どものスマホの利用料金や、オプションなどに関心がある保護者も約20%いた。
この調査は、全国の20代以下~60代以上の男女を対象に、2月2日~6日にかけて、インターネットで実施した。有効回答数は500人(女性362人、男性138人)。年代別の内訳は、20代以下64人、30代209人、40代175人、50代49人、60代以上3人。
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