2025年9月10日
大学院生の9割以上が親ブロックを「経験した/しそうになった」と回答=アカリク調べ=
アカリクは9日、大学院生の就活における「親ブロック」実態調査の結果を公表した。
親ブロックとは、本人の希望進路に対して親が反対の意向を示す状況を指すことが多く、ネガティブな文脈で語られることが少なくない。同調査は、保護者が就職活動に関与している就活中または就活経験のある大学院生、大学院を修了・中退した社会人111名と、そうした子どもを持つ保護者111名を対象に、5月26日~30日に行われた。

それによると、大学生の94.6%、保護者の74.8%が、就職活動において「親子間で意見の相違や対立を経験したことがある」と回答した。

意見が相違したポイントを複数回答で訊ねたところ、大学院生・保護者ともに「研究テーマと関連が薄い企業や業界の選択」が最多となった。
具体的なエピソードを自由回答で質問したところ、大学院生では「給料面で対立した」、保護者からは「伝統的企業を望む親と新興企業を望む子どもとの間に相違」などの声が聞かれた。

就職先を選ぶ際に重視している点を訊ねたところ、大学院生では「専門分野とは異なるが、研究プロセスで身につけた論理的思考力や分析力などが活かせる環境」を重視している回答が多く、保護者と比べると約45ポイントの差となった。


大学院生の93.7%が親ブロックを経験した/しそうになったと回答、保護者の63.1%が子どもの就職先選択に「反対したことがある」と回答した。

保護者が就職先選択に反対した理由は、「給与・待遇が十分でないと感じたから」が51.4%で最も多く、次いで「企業の将来性や安定性に不安があるから」「研究テーマや専門分野を直接活かせる仕事内容ではなかったから」と続いた。

一方、大学院生に親ブロックが発生した/発生しそうになった理由を訊ねたところ、「研究プロセスで身につけた論理的思考力や分析力などの価値を、親が理解していないから」が65.4%で群を抜いて最多となった。


大学院生の94.6%が「内定承諾の判断をする際に保護者の意見を考慮する/した」と回答、その理由は「親の人生経験や社会経験を尊重しているから」が61.9%で最も多く、「親を安心させたいから」「親に経済的に支援してもらっているから」と続いた。


また保護者の72.1%が「子どもの内定承諾の判断に関わるべき」と回答、その理由は「社会経験が豊富なので助言できるから」「子どもの将来を真剣に考えているから」「就職は人生の重要な岐路なので全力でサポートしたいから」などとなった。


就職活動に関する親子のコミュニケーションにおいて、実践している(または実践しようと思う)工夫や解決策を訊ねたところ、大学院生の55.0%が「業界やキャリアパスの最新情報の共有」、保護者の42.3%が「大学院レベルの専門職の就職市場に関する情報収集」と回答した。
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