2026年6月19日
生成AI、学生の約半数が「頼りすぎて思考力・文章力が落ちる」ことを警戒 =パレンテ調べ=
パレンテは18日、同社の学生向け「学割」アプリ内のアンケートコーナーで、10〜20代の学生ユーザー228人を対象に実施した、「学生の生成AI利用実態に関するアンケート調査」の結果をまとめ発表した。
それによると、「普段の学生生活やプライベートで、生成AIをどのくらいの頻度で使っているか?」と聞いたところ、「ほぼ毎日」が45.2%(103人)、「週に数回程度」が37.7%(86人)となり、合わせると全体の82.9%が日常的にAIを取り入れていることが分かった。「知っているが全く使ったことがない」と答えた学生はわずか3.1%(7人)にとどまり、学生の間で生成AIが急速に浸透している実態が伺える。
次に、「生成AIをどんな場面で使うか」を尋ねたところ、最も多かったのは「学校の課題・レポートの作成や校正」(162件)で、次いで「日常の調べものやライフハック」(109件)、「日々の勉強やテスト対策」(94件)と続き、学生生活の効率化(タイパ向上)に直結していることが分かった。 一方で、「語学学習・翻訳」「趣味やエンタメ」「AI画像・動画生成」など、勉強以外の幅広い場面でも使われていた。
また、「AIのメリット」として最も多く選ばれたのは「課題や調べものの時間が短縮できる」(78人)で、次いで「24時間いつでもすぐに質問に答えてくれる」(65人)となり、タイパや手軽さが評価されていた。しかし、このデータを男女別にクロス集計したところ、生成AIに求める価値に大きなギャップがあることが判明。
男子学生の過半数を超える53.1%が「課題や調べものの時間が短縮できる」を選択(女性は29.5%)しており、男性にとってAIは、作業スピードを爆速に上げるための“実利的な時短マシーン”として捉えられている。
一方で、女子学生の最多(31.8%)は「24時間いつでもすぐに質問に答えてくれる」を選択(男性は16.3%)。夜間の自宅学習など、1人で勉強しているときでもすぐに疑問を解消・相談できる「心強い学習パートナー」としての心理的価値を高く評価していた。
「不安やデメリット」については、「AIが出す情報が間違っているかもしれないこと」(161件)が最も多く、全回答者の7割以上が懸念を示した。さらに、約半数の学生が「頼りすぎて、自分の『考える力』や『文章力』が落ちてしまうこと」を警戒しており、便利さを享受しつつも「このままで自分の能力は大丈夫なのか」と自戒し、葛藤している学生のリアルな本音が浮き彫りになった。
最後に、今後の大学の授業・講義で生成AIを活用すべきか尋ねたところ、「積極的に活用すべきだと思う」(33.8%)と「どちらかといえば活用すべきだと思う」(44.7%)を合わせ、78.5%(179人)が活用に前向きな意向を示した。「まったく活用すべきではない」は0.9%(2人)にとどまり、ただ禁止されるのではなく、教育の場でも正しい使い方を学び、取り入れていきたいという前向きな姿勢が伺える。
この調査は、「学割」アプリのユーザー(中学生〜大学生)を対象に、5月26日に「アプリ内WEB調査」の形で実施した。有効回答数は228人(女性176人、男性49人、その他3人)。回答者の内訳は大学生154人、高校生56人、専門学校8人、短大1人、中学生9人。
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