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2020年9月16日
早稲田システム開発、展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」が中津川市鉱物博物館に導入
早稲田システム開発は15日、ミュージアム向け無料ガイドアプリ「ポケット学芸員」のサービスが中津川市鉱物博物館に導入されたと発表した。
同館では、展示物の解説を専用の機器ではなく、タブレットやスマートフォンで閲覧できるようにするシステムの導入を数年前から検討。近年、スマートフォンの普及率が高まり、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、職員による展示解説の機会が減少したことなどが後押しとなり、導入を決定。
「ポケット学芸員」は同館で利用しているクラウド型収蔵品管理システム「I.B.MUSEUM SaaS」と連動しているため、効率的に準備を進めることができ、また追加費用も掛からないことが、採用の決め手に。そして、常設展示室の展示標本をほぼ登録完了できたことで、いよいよ運用開始となったという。
同館は、鉱物産地として知られる「苗木地方」にある、国内でも数少ない鉱物を中心とした地質系の自然誌博物館。 水晶・トパーズといった産出鉱物が数多く展示され、鉱物や地域の地質について学ぶことができる。
代表的な収蔵品は、レアアースを含む鉱物など貴重な標本からなる「長島鉱物コレクション」。 砂の中から小水晶をさがす「ストーンハンティング」が人気で、見つけた水晶の中からお気に入りの1点を持ち帰ることが可能。博物館の建物は、ペグマタイト(巨晶花崗岩)中の鉱物に見立てて造られており、周りにはフィールド「夜明けの森」「高峰湖」があり、一日を自然の中で過ごせるスポットだという。
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